人類はすでに数え切れないほど多くの変化を経験してきました。
アフリカ大陸から始まり支配を全世界に広げ、現在では月にまで到達しています。
その間地球環境も大きな変動を繰り返してきています。
そう考えるともしも人類が今後10億年間存在できたとしたら、これまでの人類の歴史よりも遥かに多くの変化を経験することは容易に想像ができます。
今回はそんな未来の地球を考察したイラスト付きの動画を和訳して紹介していきます!
This Is What Will Happen in the Next Billion Years
目次
10000年後に起こること
西暦10000年問題(Y10k)
現在のコンピュータは年を4桁で表すのが一般的ですが、西暦10000年になると年数が5桁になってしまうため、多くのプログラムが誤作動を起こすとされる問題が出てきます。
地域ごとの人種の区別がなくなる
現在は日本では黄色人種が多かったり、アフリカでは黒人が多かったりと地域ごとに人種のばらつきがあります。
しかしもしも近年の急速なグローバル化が継続すると、10000年後には全世界に均等に人種が分配され、地域ごとの人種差がなくなるといいます。
20000年後に起こること
現在の単語の99%が失われる
20000年が経つと、現在使われている単語の99%が失われるそうです。
確かに古文は同じ日本語なのにほとんど意味がわからないですから、現代人の私たちは同様に未来の言語も理解できないでしょう。
50000年後に起こること
氷河期が訪れる
今から5万年以内に、近年の地球温暖化問題を差し置いて新たな氷河期が訪れるとされています。
1日が1秒長くなる
5万年後には1日の長さが1秒長くなり、毎日「うるう秒」が必要になるでしょう。
10万年後に起こること
星の配置が変わる
10万年も経過すると、星の配置が現在とは随分と異なってきます。
そのため今ある星座は全く意味を成さなくなってしまいます。
火星に住めるようになる
今から10万年後にはテラフォーミング計画が完成し、火星が地球と同様に生息可能な惑星に変化するとされています。
これまでは面倒な問題ばかりでしたが、これは朗報ですね!
50万年後に起こること
直径1km大の隕石が地球に衝突する
今から50万年以内に、直径1km大の隕石が地球に衝突する可能性が高いとされています。
果たしてその頃の人類は隕石落下危機を乗り越えることができるのでしょうか…?
95万年後に起こること
バリンジャー・クレーターが完全に侵食される
アメリカアリゾナ州にある直径1.2km、深さ170mにも及ぶ極めて保存状態の良い巨大なクレーター、「バリンジャー・クレーター」が、95万年も経過すると完全に侵食され無くなってしまうそうです。
100万年後に起こること
超巨大火山が破局噴火を起こす
今から100万年以内に、スーパーボルケーノ(超巨大火山)が噴火するそうです。
今から7万年前に起こったトバ火山の超巨大噴火のように、人類を絶滅寸前にまで追い込んでしまうほど破滅的な威力のある噴火です。
さらに3200立方キロメートルの火山灰が世界中に降り積もるそう。
これは日本列島全域に10mの高さで降り積もるほどのとんでもない量の火山灰です。
ベテルギウスが超新星爆発を起こす
今から100万年以内にはベテルギウスが超新星爆発を引き起こして消え失せると考えられています。
これは明日起こるかもしれないとも言われています。
この爆発は昼間でも地球からはっきりと見て取れるほどの明るさで光り輝くそうです。
関連動画:ベテルギウスが爆発したらどう見えるのか?
1000万年後に起こること
アフリカ大陸が分裂する
今から1000万年後にはアフリカ大陸の東側が残りの部分から分離し、大きな陸地が二つできると言われています。
5000万年後に起こること
フォボスが火星と衝突する
今から5000万年後には、火星の衛星であるフォボスが火星と衝突します。
もしこの頃にまだ人類が生きていれば、破壊的な天体現象が見られることでしょう。
地中海が消える
さらにアフリカ大陸の残りの部分が北側にあるユーラシア大陸と衝突し、間にある地中海が完全に無くなってしまいます。
その地殻変動によって二つの大陸間にヒマラヤ山脈に匹敵する高さの山脈が形成され、エベレストより高い山が出来上がるそうです。
8000万年後に起こること
ハワイ諸島が海に沈む
今から8000万年後には、ハワイ諸島が全て海に沈んでしまうそうです。
1億年後に起こること
恐竜絶滅クラスの隕石が地球に衝突する
今から1億年以内には、およそ6600万年前に恐竜を絶滅に追いやった10km大の隕石が衝突すると考えられています。
でもその頃の人類であれば、なんとかこの危機を乗り越えてくれそうな気もします。
土星の輪がなくなる
さらにこの頃には土星の輪がなくなるそうです。
木星と見分けがつきにくくなってしまいそうですね。
2億4000万年後に起こること
太陽系が天の川銀河を一周する
太陽系は天の川銀河の中心をおよそ2億4000万年の周期で公転しているとされています。
そのため2億4000万年後にはちょうど今いる位置に1周して戻ってくるでしょう。
2億5000万年後に起こること
地球の全大陸が合体する
今から2億4000万年後には地球の全大陸が合体し、巨大な「パンゲア・ウルティマ大陸」が形成されます。
さらに今から4億〜5億年後には、再び大陸が分離し始めるそうです。
5億〜6億年後に起こること
近場で巨大なガンマ線バーストが起こる
今から5億年〜6億年後には、地球から6500光年以内の比較的近距離で巨大なガンマ線バーストが起こるとされています。
それがもしも地球に直撃すれば大量絶滅は免れません。
6億年後に起こること
月が離れて皆既日食が見れなくなる
現在でも月は地球から少しずつ遠ざかっています。
6億年の未来ともなると月はかなり離れていってしまい、皆既日食は二度と見れなくなってしまいます。
太陽光度が増し地球に異常をきたし始める
さらにこの頃になると、太陽が今よりも巨大化して地球の環境が大きく変化してしまいます。
まずプレートの運動が止まります。
さらに二酸化炭素の量が減り、光合成がしにくくなり、植物の99%が消滅します。
8億年後に起こること
地球上から複雑な生態系が完全に消える
今から8億年以内にはさらにCO2レベルが低下し、光合成ができなくなります。
すると大気中の酸素とオゾンがなくなり、複雑な生態系が完全に地球上から姿を消します。
10億年後に起こること
太陽光度が増し地球の環境が激変する
そして10億年後には太陽光度が今と比べて10%増します。
すると地球上の平均温度が47℃にまで上昇し、極地を除く全球の海水が蒸発してしまいます。
この付近が地球上の最後の生命生息領域となるでしょう。
いかがでしたか?
ざっとまとめただけでもここまで大きな変化が連発するんですね。
今回の動画のさらに遥か未来、今から100兆年に宇宙で起こる出来事を開設した続編の動画も合わせてご覧ください!