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宇宙に実在する本当にヤバイ天体8選!

目次

観測史上最強の星団

最初に紹介するのは、最強の星団R136です。

単体の天体ではなく天体の集団ですが、非常にヤバイ集団なので今回紹介することにしました!

R136は、地球からはるばる16.5万光年離れた場所にある大マゼラン雲という、天の川銀河とは別の銀河の中にある、タランチュラ星雲という星雲の中心部にあります。

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した実写画像でもわかりますが、いくつもの青い星々で構成されていますね。

恒星の色というのはその表面の温度で決まり、表面の色がの順で高温になっていきます。

なのでこれらの恒星は表面が高温なものばかりなんですね!

そして最初は表面が青く高温な恒星でも、寿命に近づくにつれ徐々に巨大化し、同時に温度も低下していきます。

なので青い恒星というのは数百万歳という若くて高温なエネルギッシュな恒星が多いというわけです。

さらに太陽の何倍も質量が大きい選ばれし恒星しか青色で輝くことはできません。

このR136には、太陽の50倍も質量がある超大質量星が数十個、さらに太陽の100倍以上重い恒星が9も見つかっています。

まさにスター軍団!

その中でもR136a1という恒星は、質量がなんと太陽の260倍程度あり、表面の温度が5以上、その放出エネルギーは太陽の800万倍以上という、観測史上最強の恒星です!!

 

宇宙一低温な惑星外天体

続いて紹介するのは、観測史上最も温度が低い惑星外天体 WISE 1828+2650です。

地球の320倍ほど重い木星の更に13-75倍程度重い天体は、太陽のような恒星のように常に水素を核融合して輝き続けることはできませんが、生まれてから短期間だけ、重水素という一部の水素だけは核融合を起こすことができます。

そのためこのくらいの質量を持つ天体は褐色矮星という、惑星にも恒星にも属さない不思議な分類の天体となります。

過去に短期間だけ核融合反応を起こしていたことから、表面温度は800-2500度程度のものが多く、そこからはゆっくり時間をかけて冷えていきます。

その中でも最も低温な星として知られているWISE 1828+2650という褐色矮星の表面温度はなんと300K、つまり25度程度と常温なんです!

まさに触っても大丈夫な惑星外天体、不思議ですね。

最強の電気を持つ天体

続いて紹介するのは、最強の電気を持つ天体、PSR J0537-6910という中性子星です。

中性子星は超新星爆発という、太陽の質量の8倍以上重い大質量の恒星が一生の最期で起こす大爆発の際、中心部に残る超高密度天体の一つです。

このPSR J0537-6910という中性子星は太陽の数億倍という桁違いの質量を持つ超大質量ブラックホールを除けば、宇宙で最も強い電気をまとう天体として有名です。

その電流は1000A、電圧38000Vという桁が違いすぎる数値となるそうです!!

参考までに振り返ると地球の雷は最大でも50A10Vです。

そして毎秒のエネルギーの強さを示す指標である電力Wは電流×電圧で求めることができるので、それを計算するとPSR J0537-6910の場合は380穣(3.8×10^31)Wとなります。

地球の雷の電力は500兆(5×10^14)Wなので、PSR J0537-6910はそれのなんと10京倍近く強い威力という事に

更に身近な物に例えると、世界の年間消費電力は8300京(8.3×10^19)Jだそうです。

JWに秒数をかけた値なので、PSR J0537-6910電気量は毎秒3.8×10^31Jとなります。

つまりPSR J0537-6910はたった1秒間で全世界のエネルギーのなんと4600億年分を賄うことができてしまうことに!!

これでほぼ永遠にエネルギー不足に困ることはないでしょう

観測史上最遠の天体

最後に紹介するのは、観測史上最も遠くにある天体であるGN-z11という銀河です。

赤いし、ぼやけていますが、はっきりとその存在を確認できます。

宇宙は膨張しているため、遠方の天体から放たれた光は地球に到達する過程で波長が伸びます。

その波長の伸び度合いを示す指標が「赤方偏移」というもので、これが大きいほど波長が伸びていることがわかります。

つまり赤方偏移の値zが大きいほど遠くからやってきた光という事がわかりますが、このGN-z11の赤方偏移の値zは、z11.1というものでした。

それまでの過去最高値が8.68という値だったので、大幅更新していることがわかります!

そこから割り出されたGN-z11の地球からの現在の距離はなんと約320億光年にもなり、観測された光は今から134億年も前、宇宙が誕生してわずか4億年後の光だと判明しました!

この銀河の大きさは私たちの住む銀河系の25分の1、質量は100分の1程度と小柄にもかかわらず、銀河系の20倍もの速度で星が誕生していて、そのおかげで超遠方から遥か地球にまで光を届けるほど明るいと考えられています。

いかがでしたか?

タイトルでもしっかりといっていますが、これらすべて「実在する天体」です。少しでも宇宙ヤバイな、面白いなと思ってもらえたら幸いです!

結論:宇宙ヤバイ

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