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さそり座アンタレスを超詳細に直接観測!大気構造まで解明

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「アンタレスの超詳細な直接観測に成功」というテーマで動画をお送りしていきます。

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アンタレス系の基本情報

まずはアンタレスの基本的な情報を紹介します!

アンタレスはさそり座のα星で、地球から550光年程離れた所にあり、全天で21個しかない特に明るく見える一等星のうちの一つです。

そして意外と知られていないのですが、アンタレスは実は連星系なんですね!

今回の主役であるアンタレスAの他にも、質量が太陽の7倍ほどあり表面が18500℃程度と高温で青く輝く伴星アンタレスBも存在しています。

今回観測の対象となったアンタレスAは質量が太陽の10倍以上ある大質量星で、しかも寿命の末期に差し掛かって大きく膨張し低温で赤く見えている、「赤色超巨星」に分類される珍しい恒星です。

アンタレス(以下アンタレスはアンタレスAを指します)の直径は太陽の約700倍にもなると考えられています!

同じく有名な赤色超巨星のベテルギウスにも迫る非常に巨大な星ですね!

アンタレスの大気を詳細に観測!

Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO),
E. O’Gorman;NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello

今回星の表面から放たれる恒星風の仕組みを解明するためにALMAとVLAという2つの電波望遠鏡を使い、アンタレスの姿を詳細に直接観測することに成功したようです!

今写されているのは実際に撮影された画像となります。

ALMA望遠鏡では短い波長の電波を観測してアンタレスの表面付近の映像を、VLAでは長い波長の電波を観測して周囲に放出されたガスを映し出すことに成功しました。

拡大された四角内ではALMAが撮影したアンタレス本体の映像があり、その周囲には星から放出されたガスが取り囲んでいます。

その右にある巨大なガスの塊にはアンタレスBが位置しているようです。

Credit: NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello

観測の結果、これまでになく詳細なアンタレスの大気構造を明らかにすることができたようです!

こちらはアンタレスの大気の構造を示した想像図となります。

まずアンタレス本体である光球自体が太陽の700倍ほどあり、太陽系の中心に置くと火星と木星の間の小惑星帯に差し掛かるほど巨大です!

さらに光球の一つ外側の構造である彩層は、星本体である光球の半径の2.5倍の地点、太陽系でいうと木星と土星の間くらいまで差し掛かっていると判明しました!

ちなみに太陽の彩層は光球半径の200分の1程度の厚さしかないため、このアンタレスの彩層が太陽と比べて圧倒的に遠いところまで及んでいることがわかりますね。

一方で彩層の温度は太陽では約2万℃程度なのに対し、アンタレスでは最大でも3500度程度であることまで判明したようです。

かなり控えめな温度ですね。

ALMAの観測によってこれらのことが明らかになったのに加え、VLAの観測によってアンタレスの恒星風は光球半径の12倍もの範囲まで広がっていることが明らかになったそうです!

至れり尽くせりな新発見でした。

結論:アンタレスを解明するのは、あんたです

情報参照元:https://alma-telescope.jp/news/antares-202006

サムネイルCredit: NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello

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