どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチ(@uchuyabaich)です。
今回は「謎の減光を繰り返す恒星の正体」というテーマで動画をお送りしていきます。
目次
発展した文明が持つ「ダイソン球」
突然ですが、地球人以外で知的生命体は存在するでしょうか?
私たちの科学技術は日々急速に進歩し続けていますが、それを遥かに凌駕した科学力を持つ知的生命体が存在する可能性は、誰も否定できません。
そんな地球より遥かに進歩した文明を持つ宇宙人は、そのエネルギー問題を解決するために「ダイソン球」という巨大な構造を建築するかもしれないと考えられています。
ダイソン球は画像のように恒星を覆う超巨大な人工物で、これによって恒星のエネルギーを効率よく回収し、膨大なエネルギー源として利用しているというわけです。
例えば私たちは地球でも太陽光発電を行っていますが、太陽の放出するエネルギーのうち地球に届くのはわずか20億分の1だそうです!
それを全部利用できたら…考えるだけで夢がありますが、ダイソン球はそれを実現してくれます。
ダイソン球に覆われた恒星!?
現実的に少なくとも地球の数十倍の半径を持つ恒星を覆いつくす人工物なんて考えられないですが、そんなSFのような物体が実在しているのではないかとささやかれているのがKIC 8462852、別名タビーの星という恒星です。
恒星の中には規則的な減光を繰り返すものがあります。
これは恒星の前を惑星や塵が横切るなどで起こり、逆に規則的な減光を観測することで系外惑星の存在や公転周期を導く「トランジット法」という観測手法もあったりします。
ですがタビーの星については減光の周期も度合いも不規則でさらに長期にわたって続く上、なんと最大22%も暗くなることが確認されています!
主星の光を22%も暗くできるほど巨大な惑星は考えられません。
このような奇妙すぎる減光をすることから、タビーの星は「エイリアンが設置したダイソン球に包まれている」という説まで囁かれていたりもします!
ロマンしかありませんね。
最新の研究で減光の原因が判明!?
科学者たちはさらにこのタビーの星を研究し続けた結果、その謎の減光の原因が「系外衛星」にあるという一つの結論に至りました。
かつてタビーの星を公転していたとある系外惑星は、タビーの星との重力作用で星自体に飲み込まれました。
その惑星を公転していた衛星は吸収を免れ、タビーの星を細長い楕円軌道で公転する惑星になったそうです。
新たにできた惑星は細長い楕円軌道のためにタビーの星の間近にまで接近して、その際に強い熱放射で表面が蒸発して、大量の塵とガスを放出するそうです。
こういったかなり潰れた楕円型をしていて大量の塵やガスを含んだ円盤を考えることで、タビーの星の不規則でかつ最大22%も減光するという謎の特徴を上手く説明できました!
系外衛星という可能性が矛盾のない理論として一つ挙げられましたが、まだ確信には至っていません。
今後もタビーの星の研究を進めることで、真理にたどり着くのが楽しみです!
面白いし本当にダイソン球で包まれていてもええんやで…?
結論:太陽にも吸引力の変わらないただ一つのダイソン球はよ