どうも! 宇宙ヤバイchです。
今回は宇宙シミュレーターuniverse sandbox 2を使い、「もしも地球が太陽に潮汐ロックされていたらどうなるか」を検証していきます。
潮汐ロックって何?
潮汐ロックというのは公転する主星からの潮汐力の影響で自転周期と公転周期が一致し、常に主星に対して同じ面を向け続けている状態を指します。
これは主星の近くを公転している場合など、受ける潮汐力が大きい場合に比較的よく見られる現象です。
最も身近な例で言えば月もそうですよね!
私たちが地球から見る月は常に同じ模様で、よりクレーターの多い月の裏面はあまり見慣れません。
他にも太陽に最も近い水星も完全に固定されてはいないものの潮汐力の影響を強く受けていて、2回公転する間に3回しか自転していません。
このように太陽系天体だけでも比較的ありふれていて、外の恒星系へ行けばホットジュピターなど潮汐ロックを受けていると考えられている惑星は多くあります。
ではもしも地球が太陽に対して常に同じ面を向けながら公転していた場合、一体どんな変化があるのでしょうか?
これから検証していきましょう!
もしも地球が潮汐ロックを受けていたら
夜の面はどうなる?
地球の同じ面が常に太陽の方を向いているように調整し、時間を進めてみます。
まずは夜の面から観測しましょう。
早くもアフリカ大陸の赤道付近から氷に覆われていきます! 普通はこんなところ絶対に凍らないですよね…
ここから一気に氷の面積が広がっていきます!
他の大陸にも氷が広がっていき、ついには海までも凍りついていますね。
ずっと夜が続くことの恐ろしさがよくわかります!
それにしてもこんな状態でも電気がついているので人類が生き延びていることが伺えます。しぶといですねw
ついには常に太陽の当たらない夜の面だけが綺麗に氷に覆われてしまいました!
昼の面はどうなる?
常に夜の面に対し、太陽が当たり続けている昼の面は一切凍っていません。
地球全体の平均温度はあまり変わっていないので、こちらの面は相当暑くなっているでしょう…
地味に日本が生き延びていますw
真上に日が昇らず、かといって常に夜でもないのでこの地球の中ではかなり過ごしやすい環境かもしれません。
では日本付近にも降り立って、そこからの光景を確かめてみます!
現在毎秒10日ほど進む速さで時間が経過していますが、常に低い位置で太陽が居座っています! これは寝不足不可避でしょう…
では今度は太陽を常に向いた面のちょうどど真ん中の海洋に降り立ってみましょう。
この海域では、このように太陽が常に真上あたりに居続けます。
まだ海面でよかったものの、これが陸地であればとてつもない暑さになっていたはずです!
いかがでしたか? 今と比べてとても生きにくい世界になることは容易に想像できますね。
こんな仕打ちを地球は月にし続けているわけです。
結論:地球はドS
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