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原始星が放った太陽フレアの2000倍明るいX線フレアを観測!?

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「原始星が放った超強力なX線フレアを観測」というテーマで動画をお送りしていきます。

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原始星が放った強力なX線フレア

Credit: NASA/CXC/M. Weiss

2017年12月、NASAのX線観測衛星チャンドラは地球からオリオン座の方向に遥か1400光年程離れた所にある、恒星になる前段階の天体である原始星「HOPS 383」で発生した約3時間20分にもわたる強力なX線フレアを捉えました

今表示している画像の右上が、実際に観測されたX線フレアの映像で、中心部に描かれているのはHOPS 383の想像図となります。

これだけの情報からここまで詳細な構造を推定できるのは本当に凄いです!

想像図の通り、原始星HOPS 383の周囲にはガスや塵がドーナツ状に集まった繭のような構造が存在していると考えられています。

このような構造を持つ原始星は、周囲の物質がまだ大量に残っていて、中心部の原始星に向かって活発に集まっている最中である、原始星の中でもかなり初期の段階にあると考えられています!

Credit: NASA/CXC/M. Weiss

そしてこちらがHOPS 383の周囲の繭を切り取り、HOPS 383本体を描いた想像図となります。

中心部に輝く天体が原始星本体で、その周囲を取り囲む巨大な円盤状の構造は、繭を構成する物質が流れ込んでできた降着円盤となります

このように周囲の物質を取り込んで中心の原始星の質量が徐々に大きくなり、最終的には恒星へと進化します。

HOPS 383の場合は最終的に太陽の半分程度の質量を持つ恒星へと進化するだろうと考えられているようです!

画像の通り周囲を取り囲む巨大なドーナツ状の繭によって原始星が放つ光の大部分は遮られてしまいます。

HOPS 383の場合は将来的に完成する恒星の質量のうち約半分がまだ繭の中に詰まっているそうです。

ですが強力なX線は大量の物質から成る周囲の構造をすり抜けて地球からでも観測することができます

実際にチャンドラ望遠鏡が観測した3時間20分にもわたるX線フレアの強度は、なんと太陽から観測されたことのある最も強力なX線フレアのさらに2000倍も強い、超強力なフレアであることが判明しました!

原始星ヤバいですね…

原始星の初期段階の常識が変わる?

Credit:https://www.landseastudios.com/birthing-star.html

科学者たちはこれまでも、太陽のような普通の恒星よりも、その前段階である原始星の方が活発にX線フレアを放つことを知っていました。

ですがそのX線フレアをどの段階から放つようになり始めるのかについては議論が続いていました。

今回のHOPS 383のようなかなり初期段階の原始星が放ったX線フレアを観測できたことは、私たちの原始星の活動への理解をかなり進めてくれることでしょう!

さらにこのようなX線フレアは、今後形成される惑星や小惑星などの周囲の天体たちがどのような物質で形成されるかといったところにまで影響を与えると考えられています。

なので今後もHOPS 383のような初期段階の原始星が放つX線フレアを観測し続けることによって、私たちの太陽系がどのように形成されたかという歴史まで少しずつ理解が深まっていくかもしれません!

今後に期待ですね。

結論:太陽「俺も昔みたいに頑張ってフレアだそうかな…」

情報参照元:https://chandra.harvard.edu/press/20_releases/press_061820.html

サムネcredit:NASA/CXC/M. Weiss

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