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水星ってどんな天体?特徴をまとめてみた!

どうも!宇宙ヤバイchです。
今回は「水星ってどんな天体?」をテーマにお送りしていきます。

太陽から一番近い惑星・水星

太陽から数えて一番近いこの惑星の表面はクレーターに覆われており、見た目的には月にかなり似ています。

ですが大きさは直径3474kmの月より一回り大きく、直径4879kmです。

とはいえ地球の直径が12756kmなので、地球と比べると38%程の大きさしかありません!
比べてみてかなり小さいのが分かります。

重さは3.301×10^23kgで、地球の18分の1です。
表面重力は3.7/s^2なので、体重が地球の2.5分の1くらいになります。
ダイエットしたければ水星へどうぞ!

水星の公転・自転

水星は太陽に対して最も内側の軌道を回っており、公転軌道の平均距離は5791万kmです。

ただし水星の公転軌道は太陽系惑星の中で最も楕円で、太陽から最も近いとき(近日点)では4600万km、最も遠いとき(遠日点)では7000万kmになります。

地球の公転軌道の平均距離が1億4960万kmなので、約3分の1の距離しか離れてません。

なので水星の表面から太陽を見ると、地球で見たときの2.5~3倍以上大きく見えることになります!
そして受けるエネルギーは6.25-9倍です。太陽本気出しスギィ!

公転周期は早く、僅か88日で太陽の周りを一周します。
水星の1年はあっという間です。

それに比べ自転は遅く59日かかります。

これは太陽に近いため重力の影響を受けてしまい自転にブレーキがかかる為です。
単純に地球の59倍かかるので、とても長い1日ですね。

夜明けを始まりとして次の夜明けまで待つと176日かかります。
つまり2回太陽を公転して初めて次の朝がやってきます。

温度変化は非常に激しく、水星表面温度で昼は摂氏400度夜は摂氏マイナス160度になります。

クレーターがたくさん存在!?

大気は皆無に等しいほど薄いですが、若干はあります。
大部分が酸素、ナトリウム、水素、ヘリウム、カリウムで構成されています。

これらは、太陽風や微小隕石の衝突の影響で地表から吹き飛ばされた原子によって作り出されています。

表面にクレーターが多いのは、大気が希薄で隕石が燃えることなく地表まで到達するためです。

数多くあるクレーターの中で一番大きなクレーター「カロリス盆地」と呼ばれるところは直径1300kmもあり水星直径の4分の1以上です。

また、水星の表面全体にしわのような地形があり、このしわは高さが2kmある断崖で「リンクル・リッジ」と呼ばれてます。

(画像元:wikipedia)

このしわの地形は水星特有で、星が形成されたばかりの頃、熱かった核が冷えて収縮した際、表面も共に縮んだことによってつくられたと考えられています。

天体は自重が大きいほど圧縮して密度が高くなる傾向がありますが、水星は惑星の中で最も小さいにも関わらず太陽系の惑星の中で地球に次いで2番目に高い5.43g/cm3の平均密度があります。

なので密度の高い核が他の惑星と比べて巨大だと考えられています。
その核は、水星全体の直径の3分の2から4分の3にもなるといわれています!(地球の核はせいぜい半分くらい)

水星の探査

2018年10月20日10時45分28秒に、日本のJAXAと欧州のESA共同の国際水星探査計画「BepiColombo」ミッションで2機の探査機が水星に向けて打ち上げられました。

水星はまだまだ謎が多い惑星です。
水星本体の磁場、磁気圏、内部、表層をより多くの視点から観測し「地球型惑星の起源と進化」などが今後明らかになっていくでしょう!

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