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探査機ボイジャーが遺した功績と美しい高画質画像集!!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「探査機ボイジャーが遺した功績と高画質画像」というテーマで動画をお送りしていきます。

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目次

ボイジャー1号、2号は現状最も遠い位置にある人工物としても有名で、両方とも太陽風が届く領域である太陽圏を抜け、星間空間へと突入しています。

星間空間に突入する前は、木星から海王星までのガス惑星の探査に大いなる功績を残してくれました。

本当にボイジャーの功績は偉大過ぎるくらいだと思います。

というわけで今回はボイジャーの功績を、ボイジャーが実際に撮影した実写映像を交えつつ解説していきたいと思います!

探査機ボイジャーの打ち上げ

Credit:NASA

探査機ボイジャーは、両者とも1977年に打ち上げられました。

この時実は木星から海王星までの4惑星が地球から見て一方向に並んでいたため、これらをまとめて探査するには絶好の機会でした。

結果としてボイジャー1号は木星・土星・タイタン、2号は木星・土星・天王星・海王星の探査に成功しています!

木星探査

ボイジャー1号は19793月に、2号は同年7月にそれぞれ木星に最接近しました。

木星についてはこれ以前にパイオニア10号、11が探査を行っていましたが、ボイジャーによる新たな発見が多数ありました。

Credit:NASA/JPL

こちらはボイジャー1号が撮影した木星大気の画像です。

大赤斑を含む複雑でどこか禍々しいような構造が、詳細に映し出されています!

Credit:NASA/JPL

続いてこちらはボイジャー1号が撮影した、木星の衛星イオの実写映像です。

ボイジャー1号の活躍により、パイオニアでも未発見だったイオの火山活動が明らかになりました!

ボイジャー1号は最大で木星から349000㎞という地球と月の距離よりも近い位置にまで木星に接近したのち、木星を後にし、土星へと旅立っていきました。

土星探査

ボイジャー1号は1980年の11月、2号は1981年の8月にそれぞれ土星に最接近しました。

Credit:NASA/JPL

こちらはボイジャー1号が撮影した土星の画像です。

ボイジャー1号は土星の環の複雑な構造を明らかにしています。

そしてボイジャー1号は元々土星の探査後冥王星に向かう予定でしたが、結果的にその後冥王星へ向かう軌道へは乗らず、土星の衛星であるタイタンの調査へと向かっています。

その選択の背景には冥王星が当初の予想より小さい天体であると判明したこと、そしてタイタンの大気の存在が明らかになり探査の重要性が増したことなどがあったそうです。

Credit:NASA/JPL

そしてボイジャー1号によるタイタンの大気の観測により、タイタンの大気は当初の予想よりもさらに濃いことが判明し、なんと大気圧については地球の1.5倍にもなるほど豊富な大気に包まれていることが明らかになりました!

Credit:NASA/JPL

そしてボイジャー2号も同時期に土星の探査を行っています。

こちらの画像には美しい土星と、左にある3つの衛星テティス・ディオネ・レアが映されています。

土星の探査を終えた1号は惑星探査を終え星間探査へ、2号は引き続き惑星探査をしに天王星へと向かいました。

天王星探査

Credit:NASA/JPL

ボイジャー2号は1986124日に天王星に最接近し、たった1日弱の短い探査期間でしたが、天王星の衛星やリング、磁場の存在、大気についてなど様々な情報を新たにもたらしました。

現時点でも天王星を直接訪れた探査機はボイジャー2号のみとなっています。

まず天王星の環は天王星自体よりも若いことが明らかになり、ある天体が天王星に近づきすぎたことで破壊され、リングが形成されたという新たな知見をもたらしました。

Credit:NASA/JPL

そして天王星の衛星が新たに10も発見されました!

こちらはボイジャー2号が撮影した天王星の5大衛星の一つミランダの画像ですが、その表面には深さ20㎞以上もの巨大な渓谷があることが明らかになっています。

このような偉大な発見をもたらし、ボイジャー2号は海王星へと向かっていきました。

海王星探査

Credit:NASA/JPL

天王星の最接近から約3年半後の1989825日、ボイジャー2号は海王星に最接近しました。

現時点でも海王星を直接訪れたのはボイジャー2号が唯一となっています。この美しい画像も超有名ですよね!

ボイジャー2号は海王星表面に大暗斑があることを発見しました。

海王星は太陽系で最も風が強く、風速は2000/hにもなるそうです。想像を絶する世界ですね!

そしてボイジャー2号により、海王星に新たに6つの衛星が発見されました。

Credit:NASA/JPL

海王星探査後、ボイジャー2号はその最大の衛星であるトリトンに向かいました。

そこではトリトンの表面には氷が噴き出す間欠泉があることが明らかになっています!

星間空間へ

惑星探査が終わって数十年が経過した現在でも、両機とも星間探査で大きな功績を残し続けています。

ボイジャー1号は2012825日、2号は2018115日にそれぞれ太陽風が到達する領域である「太陽圏」を抜け出し、星間空間に突入しています。

そして最後に1990年にボイジャー1号によって撮影された、「ペイル・ブルー・ドット」と呼ばれる非常に有名な画像を紹介します。

Credit:NASA/JPL

右側の縦に広がる茶色い帯の真ん中下あたり、小さい点が見えると思います。これは私たちが住む地球です。

この小さな小さな点の中に私たち人類を含むすべての生命、そして全ての歴史が詰まっているのです。

この神秘的な画像は現在のところ最も遠い場所から撮影された地球の画像として有名です。

これほど遠い世界から、ボイジャーは今も宇宙の新たな情報をもたらし続けてくれています。

2機とも2025年ころに電力供給が止まり、地球との通信が途絶えると見積もられています。その最期の瞬間まで、偉大なボイジャー探査機を見届けていましょう!

結論:ボイジャーは偉大!

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