どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「宇宙最小のブラックホール」をテーマに、動画をお送りしていきます。
目次
宇宙にはブラックホールという、凄まじい重力の天体が存在しています。
質量が一点に集中するためあまりに重力が強く、その周辺では光すら逃げられず、真っ黒に見えます。
当チャンネルでは、これまで見つかった中で最も大きいブラックホールについては何度か扱ってきました。
最大のブラックホールについては以下の関連記事から是非ご覧になってください!
ですがこれまで小さいブラックホールについてはあまり扱ってこなかったので、今回は発見史上最小のブラックホールXTE J1650-500について掘り下げていきます。
宇宙最小のブラックホールXTE J1650-500の大きさは?
発見史上最小のブラックホールXTE J1650-500の大きさは、直径で約22㎞と考えられています。
一つの町やかなり大きい公園くらいのサイズですね。
そのため直径12742㎞の地球と比べると、このようにまさに点のように小さく見えてしまいます!
地球「なんだ、ブラックホールとか大した事ねえじゃんw」
ブラックホール、半端ないって
ですが小さいブラックホールを見くびると痛い目にあいます。
たったこれだけの大きさしかないのにもかかわらず、なんと地球の33万倍重い太陽の更に3.8倍の質量を持ちます!
そのため重力は半端ではなく、これだけ近づけば地球といえど跡形もなく木っ端みじんに砕かれてしまいます。
ちきう「()」
むしろブラックホールは小さいほど近づくと危険です。
実は巨大なブラックホールほど近づいても何も起きず、中に入ってもしばらく生きていられるそうです。
ですが小さいブラックホールに吸い込まれると足先と頭でかかる重力が大きく異なり、強烈な力で引き延ばされてまるでスパゲッティのように細くなってしまうのです!
当然即死なので、巨大なブラックホールよりも小さいブラックホールの方が気性が荒いといえるでしょう。
地球からXTE J1650-500に向かっていく!
XTE J1650-500は地球から15000光年も離れた所にあります。
早速向かっていきましょう!
なんとXTE J1650-500は恒星と連星を成していました!
恒星の方はXTE J1650-500 Bと呼ばれ、ブラックホールはXTE J1650-500 Aとされています。
一般的にはAが主星なので、これだけデカい恒星に対しても重力的に勝ってしまっているわけですね!
結論:最小でもブラックホールは激ヤバだった!