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地球は奇跡の星っていうけどどれだけ凄いの?生命に適した理由8選

どうも!宇宙ヤバイchの中の人・キャベチです。

今回は「地球がどれだけ奇跡なのか」をテーマに動画を作成しました!

(動画では7つの奇跡を紹介しています。以下の文章では1つの奇跡を追記しています!)

よく地球は奇跡の星なんて言われますよね。時に自然の猛威が襲いかかってくることはあれど、生命にとって壊滅的な影響を及ぼすことは稀です。

ですが我々人類は基本的に地球しか知らないので、それがどれほど貴重な存在なのかちゃんと実感できている人は多くないかもしれません。

 

そこで今回は地球がどれだけ生命にとっての幸運を積み重ねた星なのか、どれだけ奇跡的な存在であるのかをまとめてみました!

目次

第一の幸運:海の存在

まず第一の幸運が「海の存在」です。

遥か昔、地球にはマグマの海が存在していましたが、そこに微惑星が大量に衝突し、微惑星に含まれていた水が蒸発して水蒸気になりました。
地球を覆う地表のマグマが冷え始めると空気中の水蒸気が雨として降りだしました。
これが海の誕生です。

では、海が誕生してどのような変化が起きたのでしょうか。

現在、二酸化炭素は大気のたった0.04%ほどです。しかし、マグマの海が存在していた時代、原始大気の主成分の1つは二酸化炭素でした。

海が誕生すると、大気中の二酸化炭素は海に溶け、二酸化炭素濃度はどんどん小さくなっていきました。

結果として温室効果が小さくなり気温が下がって生物の存在に適した温度になっていったのです!

つまり、海の存在によって私たちが今を生きることができているんですね!

第二の幸運:地球の位置

第二の幸運は「地球の位置」です。

 

地球は太陽系で唯一ハビタブルゾーンど真ん中に位置しており、生命にとってドンピシャな太陽との距離感を保っています。

その証拠に本来地球とよく似た兄弟だったとも言われる金星は、太陽から見て地球の2/3ほどの距離にあるだけで表面温度500度近い灼熱の惑星になっています。

 

そして後ろを見れば残りは極寒の惑星ばかり。

液体の水が存在するポイントがいかに希少なのかがわかりますね!

第三の幸運:地球の公転軌道が円形に近いこと

さらに第三の幸運は「地球の公転軌道が円形に近いこと」です。

特に水星を見てみると、かなり楕円型になっているのがわかりますね。

 

もしも地球の軌道が楕円型だった場合、夏季と冬季の温度差が著しく開いて生命にとってはかなり居心地の悪い環境になっていたはずです。

 

もちろん完全なる円ではないので近日点と遠日点では太陽から受けるエネルギーに若干の差があります。

ですが地球が遠日点になるのは北半球の夏にあたる7月なので、北半球の地域では夏は太陽との距離が遠くなり暑さが軽減されています。

 

反対に太陽のエネルギーを最も受けやすい近日点は1月なので、北半球の冬は寒さが軽減されていることになります。

普段実感することはないですが、日本人を含む北半球の人たちにとっては実に都合の良い配置だったわけですね!

第四の幸運:地球の程よい大きさ

第四の幸運は「地球の程よい大きさ」です。

 

天体はあまり小さいと大気を維持するほどの重力を持てず、物質を宇宙空間に漏らしてしまいます。身近な天体で言うと月や水星はほぼ大気がなく、火星も薄いですね。

反対に天王星や海王星ほど大きいと周りのガスを取り込んでガス惑星となり、これまた生命が存在できない環境になってしまいます。

 

つまり地球は偶然にも小さすぎず大きすぎない生命の繁栄にとって都合の良い大きさだったということです!

また偉大な奇跡を量産してしまった(ゴエモン風)

第五の幸運:月の存在

第五の幸運は「月の存在」です。

月は言わずと知れた地球から見て最も近い場所に位置する身近な天体ですが、実は地球の生命にとってとてつもない恩恵を与え続けているのです!

 

まず月は強力な引力によって地球の自転を大幅に遅らせています。

もしも月がなければ地球の自転周期が24時間から6時間にまで短縮され、あまりに速い自転により通常あり得ないほどの暴風や異常気象が頻発します。

 

さらに月はその引力で地球の自転軸(地軸)の傾きを現在の23.4度に保っています。

もしも月がなくなると地軸が不安定になり、金星のように角度0度になると季節がなくなり、天王星のように90度に近づくと数十日間も昼や夜が連続することに

こうなれば今の地球の美しさどころか、極端な気温により生命の存在すら危ぶまれます。やはり月は偉大だった!

 

さらに月は遥か昔地球に巨大な天体が衝突(ジャイアントインパクト)する事で生まれたとされていますが、これは物凄い低確率で起こる奇跡の現象です。

現に地球と月ほど大きさの比重が近い惑星と衛星のペアは他にありません。(冥王星と衛星カロンはそれ以上に近いですが惑星じゃないしまあ多少はね?)

 

なので大切な相棒である月に恵まれた地球はものすごい幸運の上に成り立っているということですね!

第六の幸運:木星や土星などの大質量惑星が外側にあること

第六の幸運は「木星や土星などの大質量惑星が外側にあること」です。

実はこれらの巨大質量惑星はその強大な重力により、太陽系内部に侵入する隕石の軌道を変えたり時には体を張って吸収したりしています。

 

特に木星は土星のさらに3倍以上、地球のなんと320倍近くの質量を持つため、その引力の影響は絶大です。いつもありがとうございますm(_ _)m

 

ただし一方で時に地球方向に隕石をぶん投げてくることもある様子。

これは敢えて間違えてなのか、木星はツンデレかおっちょこちょいさんみたいです!

第七の幸運:太陽の存在

第七の幸運は「太陽の存在」です。

太陽はその系で生命が育まれるには実にちょうど良い規模の恒星なんです。

 

例えばリゲルやデネブなど超ハイスペック恒星は寿命が数千万年ほどしかないと考えられています。(太陽は100億年ほど)

生命が進化するには数億年かかるので、そこまで極端なハイスペ恒星でなくても太陽より寿命が短い恒星では生命が誕生しにくいわけです!

 

反対に太陽より規模が小さい、宇宙の恒星の実に7割を占めているとされる赤色矮星ですが、こちらは寿命が数兆年も続くそうです。

宇宙の年齢が138億年なので、今現在宇宙には寿命を迎えた赤色矮星が存在していないことになります。いや長寿!

 

ですが赤色矮星には問題があり、その小さな体で太陽と同等かそれ以上に強大なフレアを放出することです。

さらに小規模な赤色矮星のハビタブルゾーンはかなり至近距離にあるため、周囲の惑星はその強大なフレアに晒されることに

 

つまり数ある恒星の中で生命が誕生できそうなのは限られた恒星のみということになりそうです。

やっぱり太陽は偉大!

第八の幸運:銀河系における太陽系の位置

最後に第八の幸運ですが、「銀河系における太陽系の位置」です。

 

実は太陽系は銀河系の中心から26000光年離れた銀河系の郊外に位置しています。

この距離感が実に幸運なんですね。

 

銀河系の中心部では恒星やブラックホールが密集しており、頻繁に超新星爆発が起きブラックホールに吸収されるというカオスな環境です。

一方太陽くらい中心から離れると最も近い恒星で4.2光年もの距離があり、ブラックホールも近くにはありません。かなり平和ですよね!

 

つまり銀河系における位置でも地球は非常に恵まれているということになります。

まとめ

TeroVesalainen / Pixabay

いかがでしたか?

全部で8つの幸運を上げましたが、単にハビタブルゾーンにあるというだけの偶然ではないことがわかりましたね。

 

この宇宙でも有数の軌跡に恵まれた惑星に感謝して、貴重な環境を大切に生きていきましょう!

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