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金星ってどんな天体?特徴をまとめてみた!

どうも!宇宙ヤバイchです。

今回は「金星ってどんな天体?」をテーマにお送りしていきます。

目次

みんな知ってる金星

金星は地球から見て太陽、月の次に明るく見える天体で、その明るさは-3.9-4.6等級になります。

ですが地球のすぐ内側を回っている金星はこのように常に太陽の近くに見えるため、太陽が昇る直前の明け方太陽が沈んですぐの夕暮れ時にしか見ることができません。

明け方の金星は明けの明星、夕暮れの金星は宵の明星として古くから知られています!

金星は太陽から1820km、地球の3分の2ほどの距離を公転しています。

公転周期は224.7日です。

金星の赤道直径は地球の95%にあたる12104kmあり、重さは地球82%程となります。かなり近い値ですよね!

金星と地球は姉妹だった!?

さらに金星は内部構造や組成も地球と似ており、姉妹と例えられることも少なくありません。

金星の自転はすさまじく遅く、なんと自転周期は243となっています。

公転周期が224.7日なので、水星と同様公転周期の方が自転周期より長いことに!

現在現実の1秒間でゲーム内では1日経過する設定ですが、このように全然太陽が動いていませんね。

そして金星の地軸は177度傾いています。

これはどういうことかというと、他の惑星と比べて金星だけ逆方向に自転していることになります!

つまり地表からみるとこのように、太陽は西から昇り東に沈むことになります!

では続いて大気について話していきましょう。

金星の大気

金星の大気はとても濃く、地表では90気圧に相当します。

ちなみに地球の海は10m潜ると1気圧分の水圧がかかるので、90気圧というと水深1000mの海底に匹敵する圧力になります!

(画像元:宇宙科学研究所)

その大気の96.5%は二酸化炭素で構成されています。

二酸化炭素は温室効果ガスとして有名ですね。

この温室効果増し増しの金星はとても暑く金星の表面温度は昼も夜も摂氏460度以上になります!

特に昼間は500℃を超えることもあるとか

大気中には硫酸の粒子でできた雲が何キロもの厚さで広がっており、その厚い雲のせいで太陽光が遮られ地表まで直接届きません。

なのにこの温度

スーパーローテーション

大気上層では自転速度の約60倍に当たる、秒速100m以上の風がふいています。

(画像元:JAXA )

この風は「スーパーローテーション」と呼ばれています。

このスーパーローテーションはなぜ起こっているのか未だに分かっていません!

金星最大の謎ともいわれていますが、今後の研究に期待がかかります。

(画像元:スペースサイト!)

過去にソビエト連邦の探査機ベネラ9が初めて金星の地表に降り立ち、その光景を収めました。

この環境を言い表すならば灼熱地獄ですね。

金星は英語でヴィーナス、愛と美の女神を表しますが、その素顔はドSな女王様でした!

金星が地獄になった理由

ではなぜ金星だけがこのような地獄になったのでしょう?

ある説では、太古の金星と地球は両方とも濃い二酸化炭素を持った環境だったそうです。

惑星形成が終わり大気が冷えていくと、地球は海が形成され、それに伴い二酸化炭素も海に取り込まれていきました。

ですが金星は太陽に近かったため海は形成されなかった、或いは形成してもすぐに蒸発したため現在に至ります。

いかがでしたか?

金星は地球とは似ても似つかない壮絶な環境を持っていましたね!

 

結論:金星は遠くから眺めるに限る

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