どうも! 宇宙ヤバイchです。
今回のテーマは「探査機ボイジャーの功績と現在の位置」でお送りしていきます。
その功績に触れながら、宇宙シミュレーターを使って現在の位置を確認していきましょう!
目次
ボイジャーの残した功績
ボイジャー1号、2号ともに1977年に発射され、木星以降の惑星の探査において目覚ましい成果をあげました。
具体的には新しい衛星を発見したり、木星の衛星イオの火山活動や海王星の衛星トリトンの大気を発見したりもしました。
さらに土星以外の全てのガス惑星にも環があることを見つけたのもこのボイジャーです!
ボイジャーは今どこにある?
実はこれらの探査機、秒速十数kmという猛スピードで太陽から離れながら未だに活動を続けているんです。
最近では太陽風が届く範囲である太陽圏を抜け、ヘリオポーズという領域に人工物で史上初めて到達しました。
そんな40年前から猛スピードで太陽系から離れている探査機ボイジャーですが、一体今どのあたりにいるのでしょうか? 徐々に視点を遠ざけて現在地を確認しましょう!
ありました! かなり遠くまで来ていることがわかりますね。
このシュミレーターによると2018年3月現在、1号は太陽から141AU(約211億km)、2号は117AU(約175億km)の位置を飛行中だそうです。
最近発見された太陽系で現在地が最も遠い天体「ファーアウト」ですら130AUくらい離れた場所にあるので、ボイジャー1号はこれまで発見されて来た全ての太陽系天体より遠くにあることになります。
ちなみに太陽から海王星の軌道までが約30AUです。ボイジャーと比べたらかなり近所と言えるでしょう!
人類の次の目標「プロキシマケンタウリ」の位置は?
ここまで遠くに来た最遠の人工物が次の目的地にしたいのはやはり最寄りの恒星「プロキシマ・ケンタウリ」!
現在ボイジャーはこの恒星に対してどれくらいまで近づけたのでしょうか?
早速実際のプロキシマの位置を確認してみましょう!
はるか遠くまで離れてようやく辿り着きました!
プロキシマケンタウリは太陽から4.24光年離れているので、この位置が正しいことになります。
ボイジャー2号より10%ほど遠い1号ですが、プロキシマにたどり着くのに80000年かかると言われています。
こう見ると確かにまだほとんど進んでいないようにさえ見えてしまいます。最も近い恒星ですらこの遠さ、これが宇宙の広さです!
いかがでしたか? まだまだ宇宙への旅のほんの第一歩を踏み出したに過ぎませんが、探査機ボイジャーが残した功績は計り知れません。
ボイジャーらは2025年頃にはすべての活動を停止すると見積もられています。
彼らが戻ってくる事はおそらく永遠にありませんが、私たちはその最期を遠くから見守っていましょう!
結論:ボイジャーは偉大
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