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1㎜の球に宇宙の全質量が詰まった密度最強の物質を作ってみた!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は普段から使っているuniverse sandbox 2というソフトをバグらせて、密度最強の物質を作ってみます!

本来は体積ごとに密度の上限がある

実世界では、実は体積ごとに密度の上限があります。

例えば半径6370㎞の地球で考えてみましょう。

地球の体積を維持してどんどん質量を大きくしていくと

ガス惑星のような見た目に!質量が木星の13〜78 倍になると褐色矮星という天体になります。

さらに質量を大きくして木星の78倍を超えると恒星になってしまいます!

さらに大きくしていくと…

このように質量が太陽が2160倍、元の地球の7億倍を超えたあたりでブラックホールになってしまいました!

ブラックホールは一言でいうと重力が強すぎて光すら抜け出せないために真っ黒に見えている領域です。

質量があるとそこから抜け出すには速度が必要です。

例えば地球を抜け出すには秒速10㎞前後の速度が必要ですね。

そして地球の質量が大きくなると、重力が強くなるにつれて脱出に必要な速度も大きくなり、最終的に宇宙の最高速であ光速ですら抜け出せなくほど重力が強くなると、光すら出てこれない真っ黒なブラックホールになります。

ちなみに、光は秒速30万㎞で、たった1秒間に地球を7.5してしまいます!

そしてこの宇宙で物質は光より速い速度は出せません!

さらに地球の質量を大きくしても、光の速度ですら脱出できないほど重力が強い範囲が広くなるだけなので、黒く見える部分(事象の地平面)が大きくなるだけでこれ以上密度が上がることはありません。

厳密にはブラックホールの密度は定義できませんが、ここでは事象の地平面の体積をもとに計算しています。

バグを使って密度最強の物質を作る

ですがこのゲームでは半径を固定したまま質量を上昇させると 

なんとブラックホールになった後も事象の地平面が大きくならないまま質量をあげれるんですね!

このバグを使って今回は直径1㎜という非常に小さいこちらのボールの質量を、このゲームの上限まで上昇させて遊んでみたいと思います!

このボールの質量はなんと地球5.02×10^27、日本語の単位でいうと5020じょ個分です。
もはや意味が分からない

地球の33万倍重い太陽のような恒星が2500億個くらいと巨大なブラックホールなども集まった銀河系という構造がありますが、さらにそれの101億倍の質量です。

もはや観測可能な宇宙の全質量に迫るほどのとてつもない質量ですが、それがたった1㎜の球に詰まってしまっているわけですね。
恐るべし

ではこのバグり散らしたブラックホールの周囲に地球を公転させてみましょう!

なんと、光速の18億倍の速度で公転しています!!

本来ならもちろん有り得ませんが、このゲームでは光速を超えて移動できるのでこんなことが起こってしまうんですねw

では続いて平和な太陽系の地球の隣にこのバグブラックホールを置いてみましょう!

時間の進みを早くしていくと…

お!お!お?

あらゆる天体が一気にこの野球ボールに向かって吸い込まれて行きました。

例えば、木星を見てみるとなんと光速の400万倍!!

さらに、実は驚くことにこのシュミレーションを開始してからまだ1秒も経過していません!

1秒も経たずに太陽系を崩壊させてしまう、太陽すらも関係ない、そんな恐るべき野球ボールが完成してしまいました。

では次に銀河相手だとどうでしょうか?

はい、銀河の構造ですらこの野球ボールにかかれば全て崩壊してしまうと。

では、最後に銀河をこの野球ボールの周りで公転させてみましょう!

結論:野球ボールはブラックホールかもしれないから気を付けて

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