どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は圧縮したスケールで宇宙の大きさを再現してみます!
目次
地球を1ミリに圧縮して宇宙のスケールを再現!
通常地球は直径12742㎞の球体です。
今回はこれを直径1㎜の大きさに圧縮してスケールを考えます。
ちなみに地球を質量固定で本当に1㎜の大きさに圧縮すると…
このように直径1.674㎝あたりでブラックホールになってしまいます!
今の地球の質量ではどう頑張ってもこれ以上に圧縮することはできません。
ですが今回は例えばの話。
マジレスばかりしてるとモテないぞ♪(超特大ブーメラン)
もしも地球の直径が1㎜とすると、宇宙のスケールがどれくらいになるのでしょうか?
1㎜に圧縮した宇宙のスケールを軸に、現実の物と大きさを比較しながら解説していきます!
近隣の恒星の世界
まずは太陽が中心にあり、こちらは直径約11㎝の球です。
SUNだけに3番のボールをチョイスしました。センスあり!
少し離れると実際の車がありました。
これくらいが人間が暮らすスケールのお話ですね。
次に見える円が、太陽を中心とした地球の公転軌道です。
11㎝の太陽に対して地球は11.8mも離れて公転しています。
これだけで太陽の重力がすごいことがわかります!
少しズームアウトして右手に見えて正方形の物体が、直径230mほどのピラミッドです。
1㎜の地球からすでにスケールが大きくなってきています。
そして続いての円が、現在太陽系最遠の惑星とされる海王星の公転軌道です。
11㎝の太陽から353m離れた所を公転しています。
まだまだ太陽の重力は健在です!
その次に出てくるのが現在最も遠くにある人工物であるボイジャー1号の位置を示す円で、太陽から1.7㎞離れたところにいます。
たった1㎜の地球からこんな遠くまで…人類はすごいですね。
さらにズームアウトしていくと、火星の衛星フォボス(右)とダイモス(左)が現れてきました!
プラネットナインはこの領域にあると期待されています。
そこからかなり離れた所にある円がオールトの雲、さらには太陽の重力が優位な領域の限界を示しています。
現実ではオールトの雲は1光年先まで続いていると考えられていて、これを地球が1㎜のスケールに直すと、オールトの雲の直径はなんと1485㎞!!
このサイズの天体として、左手に準惑星のマケマケ、右手に同じく準惑星の冥王星があります。
たった11㎝の球からこれだけ遠くまで重力が…太陽の力は計り知れません。
ここからは太陽系の外の話になります。
続いての円は、太陽系から最も近い恒星プロキシマケンタウリの位置を示しています。
リアルでは4.24光年離れた位置にありますが、これを地球が1㎜のスケールに圧縮すると、太陽から約3160㎞離れた所に位置することになります!
そこからズームアウトしていくと、左手に月、右手に地球、上に海王星、さらに左手に木星、右手にはプロキシマケンタウリがそれぞれ実寸大で出現しました!
続いて出てくる円は地球を1㎜に圧縮した際のベテルギウスの距離を示しています。
ベテルギウスは太陽系から約640光年離れた所にあり、地球が1㎜のスケールに直すと約48万㎞離れています。
その右手には太陽、左手にはシリウス、下にはベガ、そして上の大きな恒星が発見されている中で最強のエネルギーを誇る恒星R136a1が実寸大で登場です。
そしていよいよ近隣の恒星の世界を抜けて、銀河のスケールにまで話を広げていきましょう!
銀河の世界
次の円が示すのは、地球1㎜スケールでの銀河系の直径です。
私たちの住む銀河系の直径は10万光年と考えられています。
これを地球が1㎜の世界で表すと、その直径はなんと7500万㎞にもなります!
右手にはリゲル、左手にはデネブ、そして右手のさらに奥にはベテルギウスがそれぞれ実寸大で登場です。
つまり1㎜の地球と実寸大の地球の比は、これら太陽の100-1000倍もの直径を誇る超巨星たちと銀河系の比と近くなるわけです。
銀河系、でかすぎる!
続いての円は、地球1㎜スケールでのアンドロメダ銀河との距離を示しています。
お隣のアンドロメダ銀河までの距離は約250万光年なので、圧縮すると18.6億㎞ほどです。
その左に見えるのが発見されている中で最大の恒星たて座UY星です。
こう見るとUY星マジでデカいですね。
これだけ果てしないほど遠くにあるにもかかわらず、このアンドロメダ銀河は地球から満月の6倍も大きく見えるのです。
いかに銀河が巨大なのかよくわかります!
ではつい先日、その中心にある太陽質量の65億倍もの超巨大ブラックホールが直接観測されたと話題になったM87まではどれくらい離れているでしょうか??
現実では5500万光年とされているので、これを1㎜スケールへと圧縮すると、その距離は410億㎞!
これは海王星よりも9倍以上も遠い距離になります。
その右手に見えるのがM87の中心にあるブラックホールの実寸大バージョンです。
恒星が可愛く見えるでかさ!
M87の中心にあるブラックホールの周囲のリングの直径はリアルで1000億㎞、圧縮スケールだと7.85㎞程度です。
つまり今回のブラックホールの観測は、海王星より9倍も遠いわずか直径7.85㎞の天体を直接見たということに…
観測機を視力に換算した値である300万は伊達じゃないです!
そして左手に出てきた巨大なブラックホールが、実寸大の発見史上最大のブラックホールTON 618です。
質量は太陽のなんと600億倍もあります!!
観測可能の限界域
そして宇宙は光の速度を超える速さで膨張しているため、私たちが見ることができる領域には限界があります。
そこから先の領域は、そこから発せられた光が地球まで届くことは永遠に無いので、絶対に見ることができません。
観測可能な宇宙の直径は現在930億光年とされています。
これを1㎜スケールにすると、7.3光年!!
これは恒星間の距離に匹敵します。
ここから先は観測不可能な領域なので確証はないですが、この超絶広大な観測可能な宇宙ですら、空間的な宇宙全体の中のごく一部でしかないという考えが一般的です。
本当の宇宙の大きさは1㎜スケールに圧縮しても観測可能な宇宙くらい大きいかもしれませんし、もしかしたらそれを遥かに超えるほど大きいかもしれません。
宇宙の外側はどうなっている…?
そしてこの宇宙の外側には無数のまた別の宇宙が存在しているとする、“マルチバース“の理論が有名です。
確かに一つ宇宙があるなら他にもあると考えるのが自然!
それらの宇宙にはこの宇宙とは別の物理法則が成り立ち、さらに宇宙が無数にあったなら、この宇宙と全く同じ宇宙、まさにパラレルワールドも実在していることになります。
そしてこの宇宙が仮想空間であるという説もあったり…
どれだけ研究しても、宇宙の謎が尽きることはありません!
結論:死んだら宇宙の謎を全て知りたい…知りたくない?