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【おおいぬ座ε星】地球の歴史上最も明るく見えた太陽以外の恒星は?

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「史上最も地球から明るく見えた恒星」をテーマに動画を公開しました!

宇宙ヤバイch

 

現在の地球から見て最も明るく見える恒星はみなさんご存知シリウスです。

太陽と比べると一回り大きく、表面温度が1万度と高温のため青白く見えます。

 

シリウスは太陽の25倍以上のエネルギーを放ちながらも地球から8.6光年という宇宙規模でいえばかなり近い距離にあります。

その至近距離からそこそこのエネルギーのため視等級は-1.46で、二位のカノープスの-0.74に2倍近い大差をつけてダントツで明るく見える恒星になっています。

 

ですが長い宇宙の歴史で星の位置関係というのはズレるもので、昔はシリウスよりもさらに明るく見える恒星がいくつか存在していました。

今回はその中でも歴代で地球から最も明るく見えた恒星について掘り下げていきましょう!

 

歴代で最も明るく見えた恒星はこちらの「おおいぬ座ε星」です。シリウスや太陽と比べるとその大きさは一目瞭然ですね!

さらに表面温度は22000度近くあり、シリウスのさらに2倍以上の温度で真っ青に輝いて見えます。

 

そしてそのエネルギーはシリウスのさらに150倍!

現在は地球から約400光年離れていながらも、視等級が1.5ともう少しで一等星になるほど明るく見えます。

 

このおおいぬ座ε星が地球の歴史上最も明るく見えたのは、現在より遥か近くに存在していたからです。

 

今から約470万年前、この星は地球からわずか34光年の場所にありました。

今の400光年と比べると実に10倍以上近い距離です。

 

10倍近いと10^2=100倍の明るさで見えるので、当時の視等級は-4。

これは現在のシリウスよりさらに10倍も明るく見えたということになります!

 

そしてこれは火星の最大の明るさ-3等級よりも明るく、金星の明るさに匹敵します。

金星と並んで太陽、月に次いで明るく見えていたんですね。

 

金星は明け方・夕暮れの限られた時間しか見えないので、その明るさの星がいつも見えていた470万年前の夜景はさぞかし豪華だったことでしょう!

 

結論:太陽「戻ってきてええんやで」
おおいぬ座ε星「ほないくわ」
地球「戻りスギィ!!」

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