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初期宇宙に存在していた規格外に巨大な銀河ヒミコがヤバすぎる!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「初期宇宙に存在していた規格外の天体ヒミコ」というテーマで動画をお送りしていきます。

初期の宇宙に存在した規格外の銀河・ヒミコ

地球からはるばる130億光年彼方、日米英の国際研究チームが巨大な銀河を発見し、それを「ヒミコ」と名付けました。

1光年は光が1年で進む距離で、約9.5兆㎞です。

130億光年は光が130億年かけて進む距離なので、地球から見るヒミコの光は130億年前の宇宙にて放たれて現代の地球にやってきた、という事になります。

そして宇宙が誕生したのは138億年前とされているので、この銀河は宇宙が誕生してからわずか8億年後の初期宇宙に存在していた銀河という事になります!

名前も古代の日本にいた卑弥呼という人物からとっていることから、古い時代にあった銀河であるということが伺えますね。

ヒミコの大きさが規格外すぎる!

初期宇宙では物質が今よりも満遍なく分布していました。

ですが若干の物質の偏りがあり、その偏りが重力で物質同士が引き合うことで拡大し、現在の銀河のような偏った構造ができたそうです。

そのため初期の宇宙の銀河という構造は現代のものと比べて小規模で、ヒミコが存在した130億年前ともなればかなり小さな銀河しかなかったと考えられています。

ですがこのヒミコに関しては、なんとその時代に存在していた2番目に大きな銀河のなんと10倍以上の大きさを誇り、直径で55000光年もあったそうです!!

私たちの住む太陽系が属する銀河である銀河系は直径が10万光年程度あると考えられているためその半分程度ですが、初期宇宙に存在していた銀河としてはまさに規格外のサイズであることがわかりますね。

そしてその質量は太陽の400億倍と、1.5兆太陽質量の銀河系と比べるとさすがに劣りますが、当時の他の銀河と比べれば桁違いの質量を誇っていました!

そして当時は質量の大部分が恒星になる前のガスだったと考えられているので、1年に太陽質量の約100倍分の恒星を生成していると考えられています。

銀河系は年に23太陽質量と考えられているので、物凄いペースですね!

ですがこの宇宙にはなんとこのヒミコすら軽く凌駕してしまうほどの恐るべき速度で星が誕生しているモンスター銀河が存在しています!

モンスター銀河に関しては以下からご覧ください!

異次元に明るい超モンスター銀河「オロチ」がヤバすぎる!

形成中の原始銀河かも!?

この銀河を観測した結果、炭素などの重元素が観測されませんでした。

つまりこの銀河は、水素やヘリウムだけで構成されている可能性があります。

水素とヘリウム以外の元素は、恒星の中心で核融合反応が起こる事で生成され、宇宙空間に拡散されていったと考えられています。

つまり水素とヘリウムしかない銀河は、恒星ができる前、本当に宇宙初期に形成された原始銀河である可能性があるわけですね!

もしこのヒミコが原始銀河であり、それの形成過程が撮影されていた場合、非常に貴重な研究サンプルとなることは間違いありません!

もしかしたら銀河ですらない可能性も

宇宙は膨張していて、そこにある天体の後退速度は地球からの距離が遠いほど速くなることが知られています。

そしてその後退速度を求め、特に地球から遠い天体との距離を測るのに利用されるのが「赤方偏移」という現象です。

赤方偏移は一言でいうと、宇宙の膨張によって光の波長も一緒に伸びてしまう現象です。

その伸び度合いを調べることでその光がどれだけの間宇宙空間を旅してきたのかがわかり、ゆえにその天体との距離も測ることができるわけですね。

そしてヒミコも例に漏れず赤方偏移で距離が求められているのですが、この赤方偏移の度合いは、例えば巨大ブラックホールの重力で振り回され地球から高速で遠ざかっているなどすると、過大評価されてしまう場合もあるんですね!

なのでもしもこのヒミコの距離が過大評価されていたとしたら、もっと近くの場所にあるそんなに大きくもないただのガス雲だった、というオチもあり得るそうです。

なのでその場合は先日のオロチに続いてドーピング野郎ということになりますが、疑惑を晴らすためにも科学者たちには観測を続けてもらいたいと思います!

結論:ヒミコ「お薬おいしいれす」

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