どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「宇宙を徘徊して銀河を破壊する巨大ブラックホール」というテーマで動画をお送りしていきます。
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通常、太陽の数百万倍~数億倍以上の質量を持つ超大質量ブラックホールというのは、銀河の中心部に位置しています。
私たちの住む銀河系の中心にも、太陽の430万倍質量を持ついて座A*というブラックホールがあります。
ですが非常に特異な例として、どこの銀河にも属さず宇宙を猛スピードで駆け回り、出会った銀河を破壊する、通り魔のような超大ブラックホールも発見されているんです!
通り魔ブラックホールB3 1715+425
そんな超危険な通り魔ブラックホールは、「B3 1715+425(以下B3)」と呼ばれる電波源に含まれています。
B3は、地球から遥か20億光年離れた場所に位置する「ZwCl 8193」という巨大な銀河団で発見されました。
B3にある巨大ブラックホールも元々は他の超大質量ブラックホールたちと同様、銀河の中心部にどっかりと居座っていたと考えられています。
そんなところに別の銀河がやってきて、銀河が衝突、合体した際に、中心のブラックホールと周囲の限られた天体たちだけが超高速で銀河の外に弾き飛ばされたと見られています!
これが後に電波源B3として観測されているわけですね。
B3の総質量は太陽の60億倍にもなるので、その中心にあるブラックホールの質量も相当なものになりそうです。
しかもそれらが元居た銀河に対して1860㎞/sという猛スピードで脱出しているので、衝突のエネルギーを物語っていますね!
B3はこのまま行くと、別の銀河間を練り歩き、その強大な重力で別の銀河を破壊してしまうと考えられています。
追い出された腹いせに別の銀河を破壊するとは、めちゃくちゃやりますねw
そんな危険な通り魔ブラックホールですが、今脱出しようとしている銀河を脱出できず、ただ巨大銀河を公転するだけとなる可能性もあるそうです。
という事で今回は、自由に徘徊する恐るべき通り魔ブラックホールについて紹介させていただきました!
結論:ブラックホールを野放しにしてはいけない