宇宙ヤバイchオリジナルペンダント好評発売中!

【宇宙入門】天体の分類についての基礎知識まとめ!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「天体の分類についての基礎知識まとめ」というテーマで動画をお送りします。

キャベチのツイッター(@uchuyabaich)をフォローするとブログの更新がお知らせされます!

宇宙は興味があるけど、知らない天体用語が多すぎて他の動画を楽しめないという方向けに、今回は頻出する天体の分類とそれらの基本的な解説をしていきます!

厳密に分類するとたくさんの種類の天体が出てきますが、大まかに分けると頻出の天体の種類は意外と多くないです。

理解しやすいように天体が形成されるストーリーも交えつつ、一つずつ見てきましょう!

恒星・惑星・準惑星・小惑星・彗星・衛星

まず宇宙で最も基本的な天体と言ってもいいかもしれない、「恒星」から成り立ちと共に説明していきます。

宇宙空間の中にはガスがまばらに散らばっています。

ガスや塵がたくさんある所では強い重力が生まれ、周囲の物質がさらにたくさんそこに集まってきます。

そうしてさらにガスの密度が高まっていきます。

ガスの密度が高まると中心部が徐々に高温高圧状態になり、ある一定の水準を超えると中心部で核融合という反応が起き始めます。

これが始まると、核融合によって輝きを放つ「恒星」という天体が誕生します!

恒星はガスがたくさん集まったために中心部が高温高圧になり、核融合が始まることで輝きを放ち続ける天体なので、凄く重いです。

最低でも地球の318倍重い木星の、さらに75倍以上重くないと恒星になれないそうです!

そんな重い恒星は重力が強いので、その周囲にはガスや塵がたくさん集まり、重い恒星の周りをぐるぐる回ります。

この恒星の周囲にできた巨大なガスの円盤構造を、「原始惑星系円盤」と呼んでいます。

原始惑星系円盤内でも物質がぶつかり合うことで徐々に大きな塊が形成され、次第に中心の重い恒星を周る天体が大きいものから小さいものまでたくさん形成されます!

このようにして太陽系のような「惑星系」ができます。

恒星には全然及ばないけどかなり重く、自身の強い重力で形が球状になっていて、かつ周りを見てもその天体だけが圧倒的に大きな天体を、「惑星」と分類します。

ある程度大きいけど周囲にも同じくらい大きな天体がある天体は、「準惑星」に分類されます。

冥王星は元惑星でしたが、周囲に似たような規模の天体が多数見つかったため、準惑星に格下げされてしまいました。

もっと小さく重力が不十分なために球状になり切れていない天体だと「小惑星」や「彗星」に分類されます。

なので惑星は恒星を公転する天体の中では選ばれし存在です。

太陽系を見ても惑星は現状たった8個しかないですからね!

そして恒星を直接公転する惑星・準惑星・小惑星・彗星などの天体の周囲を公転する天体を、「衛星」と呼びます。

地球だとその周囲を周る月が衛星に当てはまりますね。

ちなみに衛星をさらに公転する天体は、「孫衛星」と呼ばれますが、孫衛星は重力的に凄く不安定なので、今のところ一つも孫衛星は見つかっていません!

白色矮星・中性子星・ブラックホール・星雲

太陽系のような惑星系の内部構造を見ていったところで、今度はまた恒星に話を戻してみましょう。

恒星は短いものでも数百万年、長いものだと数兆年という人間スケールだと想像を絶する長さで存在し続けますが、その寿命も決して永遠ではありません。

恒星の一生の終わり方はその恒星の重さで決まりますが、大体太陽の8倍より軽い恒星の場合、その一生の最期に中心部に「白色矮星」という天体が残ります。

これは恒星の中心核で核融合できる物質がなくなり、核融合が止まった恒星の中心核、いわば燃えカスです。

元中心核なので高密度ですし、表面温度も高温なため人間の目では青白く見えます。

ちなみに最も有名な白色矮星シリウスBはその大きさが地球より一回り小さいくらいですが、質量は地球のなんと30万倍以上にもなります!白色矮星は恐るべき密度です。

ですが太陽の8倍以上重い恒星が一生を終える時は、こんな比ではない桁違いの現象のオンパレードです。

まず太陽の8倍以上重い恒星の場合、一生の最期に「超新星爆発」という大爆発を起こします。

そのエネルギーは宇宙最強クラスで、たった数日間で太陽が120億年の一生をかけて放つ総エネルギーに匹敵します!!

そして超新星爆発時、恒星の中心核はさらに圧縮され、白色矮星の密度を圧倒する超々高密度天体である「中性子星」や、それすらも圧縮されて完全にぶっ壊れた「ブラックホール」という天体が残ります。

そして星の一生の最期には、「星雲」と呼ばれる美しい天体ができることがあります。

太陽くらいの重さを持つ恒星は寿命が近づくと徐々に膨張し、自身のガスを外に放出するようになります。

そのガスが中心にできた白色矮星の光で照らされている星雲を、「惑星状星雲」と呼びます。

そしてさらに重い星が超新星爆発をした後も、「超新星残骸」という星雲が形成されます!かに星雲なんかは超新星残骸として有名ですね。

このように星の一生の最期には星雲が形成されることがありますが、単にガスが多くもやもやして見える領域は星雲と呼ばれます。

星団・銀河・銀河群(銀河団)

では最後に恒星が集まって形成する星の集団についてお話ししていきたいと思います。

先述の通りガスの密度が高い場所に恒星が形成されますが、さらにガスが豊富だと複数の恒星がその周囲にまとまって誕生し、「星団」を形成することがあります。

中でも比較的若い星々が数十~数百個程度集まった星団は「散開星団」、100億歳以上の老いた星々が何万という単位で集まった星団は「球状星団」と呼ばれています。

そしてさらにさらに多くの星が集まった超巨大な星の集団が、「銀河」です。

小さいものでも数億個、大きいものだと数兆個という膨大な量の恒星が一つの銀河に含まれていると考えられています!!

私達の太陽系も、天の川銀河という銀河の中に含まれる一つの恒星に過ぎません。

そして天の川銀河の中には太陽のような恒星が2500億個も含まれています。太陽系は宇宙に無数に存在する惑星系の一つに過ぎないんですね!

ほぼ全ての銀河の中心部には、周囲の豊富な物質を飲み込んで太陽の数百万~数百億倍の重さにまで大きく成長した巨大なブラックホールがあると考えられています!

そしてそのような巨大な銀河が数十個単位で集まりお互いが重力で引き合っている構造を「銀河群」、銀河が数百個単位で集まり重力で引き合う銀河群より巨大な銀河の集団を「銀河団」と呼びます。

そんな銀河群や銀河団がたくさん集まって「超銀河団」を形成し、そんな超銀河団が宇宙の中にはいくつもあります。

人間が地球から見ることができる宇宙の中には、2兆個もの銀河があると考えられています!

いかがでしたか?

今回簡単に各天体の分類について紹介してきましたが、ここだけでは宇宙の面白さを全て語りつくすことはとてもできません!

例えば今回登場した中性子星やブラックホールについて、さらにはより詳細な星の誕生と進化についてなど、今回の話をもっと掘り下げて解説した動画も宇宙ヤバイchでは多数公開しています。

興味がある方は、ぜひ他の記事もご覧になってください!

結論:地球「宇宙ヤバ」太陽「それな

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。