どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は宇宙シミュレーターuniverse sandbox 2を使い、現在見つかっている中で最大の恒星である「たて座UY星」がどれだけ大きいのか、太陽系の中心に置いて検証してみます。
たて座UY星のスペック紹介
宇宙で最も大きい恒星
この星大きさは本当に異次元で、地球の109倍大きい太陽のさらに1700倍もあるのです!
ちなみに数年前まではおおいぬ座VY星が宇宙一大きい恒星でしたが、より正確な観測が進むと過大評価だったことが判明し、今では6位にまで転落しています。
たて座UY星の質量・重力は?
これだけ巨大なのにも関わらず、たて座UY星の質量は太陽の10倍に満たないほどしかありません。
なので表面の重力は非常に弱く、わずか0.0008km/sと地球表面の1万分の1にすぎません!
たて座UY星の距離と位置!肉眼でも見える?
たて座UY星は地球から銀河系の中心方向に9500光年ほど離れた場所に位置しています。
実際に地球から向かってみましょう。
地球から見える星の大部分が1000光年以内にあるので、ここまでくるとすでに私たちの聞きなれない恒星ばかりが並ぶ別世界に来た感じがしますね!
たて座UY星は太陽のなんと34万倍ものエネルギーを放出しているので、とてつもない明るさを誇ります!
ただし地球から9500光年も離れているため、残念ながら地球から肉眼で見ることはできません。
たて座UY星を太陽の位置に置いてみた
たて座UY星は桁違いに大きいですが、太陽の1700倍と簡単に言われてもそれがどれだけ大きいか実感がわかないと思います。
なので、しのごの言わずuy氏にお越しいただきました!
内側の惑星の軌道が全てuy星の内部に取り込まれてしまいました!デカすぎる…w
視点を離していってもどこまでもあります…
あくまでこれは1つの恒星です、半端じゃないですね。
ようやく星の全貌が見え始めました。
木星まで完全に飲み込まれ、土星の公転軌道間近まで迫っています!
周囲のモブたちを次々と容赦なく吸収しています!
やはりこれだけ大きいと、太陽系スケールはあまりに近すぎるんですね。
たった今最も外側にある惑星、ネプチューンも容易に飲み込まれてしまいました。
このuy星の恐ろしさが伝わりましたね!
それにしてもとてつもないエネルギーです。
こんなのが太陽系になくてよかった…
たて座UY星のハビタブルゾーンはどこ?
ではUY星を中心に地球を公転させてみましょう!
適温が保たれるためにはどらくらい離れている必要があるのでしょうか?検証してきます。
まずは100AU(1AU=地球と太陽の距離=約1.5億km)の距離に設置してみましたが、284度と太陽系でいう水星以上に激アツてす。
これでも海王星の3倍離れてるのに…
と思ったらこの大きさ!それは干上がりますねw
uy星のハビタブルゾーンはまだまだ遠いようです。
ならばさらに一気に2倍離して200AUの距離に置いてみます!
あのボイジャー1号が40年で進んだ距離が約130AUなので、人類がまだ到達できていない距離です。
そしてこれだけ離しても全然まだまだ適温どころか224度と灼熱地獄です。恐ろしい。
海王星の7倍近くまで離れてもこの見た目の大きさ!
距離感が完全にバグってしまいますね。
ではお次はさらにその倍、400AUまで離してみましょう!
お、今度はそれなりに落ち着いて液体の海も保たれているみたいですね。
それでも人間が住むにはあまりに暑すぎますが…
これだけ離れてもまだ地球から見る太陽よりも大きく見えます。
威圧感がすごいんじゃぁ~
では次はさらに100AU離して500AU地点に置いてみます!
真夏の日本程度までには気温が下がっています!
極地付近であればむしろ快適かもしれません。
では今度は600AUの距離に置いてみましょう!
そろそろベストなポジションが見つかりそうですが…
おっと、今度は少し遠くに置きすぎたようですね。
地球のわがままボディには振り回されてばかりです…
ではさらなる適温を求めて、今度は550AU地点に置いてみます。
もはや地球の無駄遣いどころではない…笑
22℃!過ごしやすい春の温度ですね。
そして適温の地球からの軌道表示なしの景色は綺麗です。
中心部ではモブたちがuy星に弄ばれていますが、それを俯瞰できる中々いいポジションだと思います!
今の地球の平均気温が15℃程度なので、さらに近づけるために最後に575AUの場所にも置いてみます。
果たしてベストなポジションになるでしょうか?
これはまさしく探し求めていたThe・適温…!
UY星へ移住をお考えの方は575AU地点が圧倒的オススメですよ。
そして上の画像が決定版の景色になります。
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ちなみにこの地球間の距離、かなり近いように見えて25AUあるので、太陽と海王星くらい離れています。
間に太陽を置いて見るとその広さを感じられますよ。
これが間に置いた太陽です。あれだけ近くにあるように見えて相当遠くにあるのがわかりますか?
そして後ろのuy星がいかに規格外にでかいのもわかりますね!
こう比べて見ると改めてスケールの違いを感じます。
太陽系でイキリ倒してたsun()息してるかなぁ?w
なんて言ってたらなんと周囲の全地球の軌道が太陽に吸い込まれて…
やっぱ太陽は偉大だなぁー(震え声)本当にごめんなさいなさいなんでもしますから!
ちなみに575AU地点の地球の公転周期は4738年でした!
4738年前って日本史がまだ出てすらいない時期ですよね?スケールが違いすぎました。
結論:宇宙最大はやっぱヤベえ(語彙力の欠如)
補足:宇宙にたて座UY星より大きい星はあるの?
ちなみにたて座UY星は現状で最大の恒星とされていますが、実際はまだ見つかっていないだけでそれ以上に大きい星はいくつも存在しているでしょう。
そもそも人類が観測できている恒星のほとんどは銀河系内、それを離れてもせいぜい局部銀河群の範囲内です。
人類が観測できないほど遠くにも無数の銀河が存在しているので、当然どこかにはこれを超えるものもあってもおかしくない、むしろない方がおかしいですね!