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海王星より遠い外縁天体を100個以上同時に新発見!!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「太陽系外縁天体が新たに100個以上見つかる」というテーマで動画をお送りしていきます。

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人類は太陽系内でたくさんの天体を発見してきましたが、むしろ未発見の物の方がまだまだ多いです。

特に海王星より遠い太陽系外縁領域については非常に遠く暗いので、地球から天体を観測するのが難しくなっています。

ですがこの度太陽系外縁部において新たになんと139個もの天体が発見されたとのニュースがあったので、今回はそちらを紹介していきます!

どうやって100個以上も見つけたの?

今回100個以上もの外縁天体を新たに発見したのは、ダークエネルギーサーベイ(DES)と呼ばれるプロジェクトです。

Credit:Reidar Hahn,Fermilab

このプロジェクトでは宇宙の膨張についての謎を突き止めるために、5年半もの間南天の超新星や銀河団などの天体や現象を観測していましたが、20138月から20191月まで行われた末現在では終了しています。

そしてこのプロジェクトでは宇宙の膨張を感じられるほどの遠い天体をターゲットとして観測してきましたが、観測データ内には太陽系外縁天体も同時に映り込んでいました。

そのため改めて外縁天体を探るために、DESが観測した最初の4年間のデータを用いて分析しました。

観測データから太陽系外縁天体は以下のように絞り込めます。

まず観測データ内に映り込んだ天体と思わしき「点」を全て検出します。

これは実に70億個にもなったそうです!

そして中でも太陽系外縁天体は遠方の天体と比べて圧倒的に地球に近い位置にあるため、地球からはよく動いて見えます。

なので12時間ごとに測定された点の位置を比較し、移動しているものを外縁天体の候補として絞り込みます。

その結果として、太陽系外縁天体の候補は400にまで絞られました。

これらの候補が本当に外縁天体なのかを判別するために、さらに画像を重ね合わせることでノイズを調節し、動きを見て天体の位置などを再検証しました。

そして最終的に太陽から3090AUの距離にある316個もの太陽系外縁天体を検出し、そのうち実に139個が今回新たに発見された天体だったそうです!!(1AU=地球と太陽の距離≒1.5億㎞、海王星までの距離≒30AU)

今回の成果はどう活きる?

これまで外縁天体は3000個程度発見されてきましたが、今回これに139個の天体が加わるという結果になりました。

今後は今回の結果を踏まえて検出方法を調整し、過去5年半分のデータを再度分析することで、新たに数100個もの外縁天体が発見される可能性があるそうです!

そして太陽系外縁天体を発見することは、未知の惑星プラネットナインの発見にもつながると考えられています。

プラネットナインが未発見なのに存在が強く信じられている理由は、既知の外縁天体の公転軌道にあります。

これらは内部の惑星たちとは異なり別の平面で公転している上、一方向に公転軌道が寄っています。

これが自然で起こる確率は15000分の1以下にもなるそうで、それよりも外部からの重力的な影響を等しく受けたことで似たような軌道に統一されたと考えるのが自然です。

そこでそれらの公転軌道を説明できる重力と公転軌道を持つ天体として、プラネットナインが考案されたという流れです。

なので今後より多くの外縁天体が見つかることで、さらにプラネットナインの軌道や位置を絞り込み、それの発見に近付く可能性が高まります。

今後もより多くの外縁天体の詳しい情報が明らかになることに期待しましょう!

結論:プラネットナイン「無限かくれんぼたのc~!w」

出典元:https://www.sciencealert.com/more-than-100-new-minor-planets-have-been-identified-out-past-neptune

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