どうも宇宙ヤバイchのキャベチです。
今回は、「インフレーション時の宇宙の膨張速度が異次元すぎる…」というテーマで動画をお送りしていきます。
目次
宇宙には移動速度の上限、光速が存在しそれ以上の速度は出せないと考えられています。
しかし、例外もあります。
宇宙は膨張していますが、その膨張速度については地球から遠い場所ほど速い速度で遠ざかっていて、遠い場所では光速を超えていることが確認されているのです。
観測可能な宇宙の果て付近では光速度の約3倍ものスピードで膨張しているそうです。
しかし宇宙最初期には、現在とは比較にならない膨張速度で宇宙が膨張したんだとか!
というわけで、そんな異次元な宇宙の膨張速度を紹介していきます!
宇宙の誕生直後、宇宙は急激に膨張した
宇宙は誕生した瞬間、宇宙が誕生して10のマイナス44秒後、宇宙の大きさは10のマイナス34乗㎝しかありませんでした。
10のマイナス34乗㎝というのは1㎝を1兆分のさらに1兆分のさらに100億分の1にした、人間が想像することも不可能なほどごくごく小さい大きさす。
そんな極小さい宇宙が一瞬にして人間が見える程度の大きさにまで膨張したといいます。
それがインフレーションという現象です!
その後にビッグバンと呼ばれる火の玉のような高音で高密度な状態になりました。
近年では、実はビッグバンよりもインフレーションの方が先だったという説が有力らしいです。
インフレーション時の宇宙の膨張速度は?
インフレーションは、宇宙創成の10のマイナス44乗秒後に始まって、10のマイナス33乗秒後に終了しました。
インフレーション前は宇宙の大きさは直径10のマイナス34乗cmで、それがインフレーション直後、いわゆるビッグバンの時には直径1cm以上になっていました。
これは例えるなら直径1㎜の100分の1の大きさしかない球が、直径約1000億光年の観測可能な宇宙の大きさと同程度の球にまで膨張したのと比率的には同じです!
以上の情報から約10のマイナス33乗秒間で1㎝膨張したことがわかるので、ここから計算すると当時の宇宙の膨張速度はなんと光速の約3×10の22乗倍!!
これはたった1秒間で10の15乗光年まで膨れ上がる計算です。
観測可能な宇宙の大きさがおおよそ1000億光年と考えられているので、わずか1万分の1秒でその大きさになる計算に!
普段から桁数の非常に多い宇宙の話題ですが、これほどまでに桁がインフレする現象は早々ありません。
さすがインフレの名前がついてるだけありますね…
ビッグバン時の温度について
その誕生の瞬間の温度こそが、宇宙の全エネルギーが一点に集中した温度であり、絶対熱という温度の上限です。
絶対零度の逆で1.42×10^32℃、日本語で言うと1溝4200穣℃です。
それだけ高温だった火の玉の余熱が、「宇宙背景放射」という電波によって実際に観測されていることから、ビッグバン理論やインフレーション理論は宇宙の始まりを説明する理論としては最有力となっています!
宇宙背景放射は宇宙の膨張と共に冷えていき、すでに3K程度と考えられています。
もっと詳しい理屈について説明したいところですが、かなり難しくこの動画内では収まりきらない、というか中の人も理解しきれていない…
もっと勉強して、ゆくゆくは宇宙の誕生について掘り下げた動画も作りたいと思ってます!!
結論:ドラクエの特技「ビッグバン」はマジでヤバイ