どうも、宇宙ヤバイchのキャベチです!
今回は、「宇宙に実在する本当にヤバイ天体8選!」というテーマで動画をお送りしていきます!
目次
これまで宇宙関連の動画をずっと投稿してきて、「本当にこれやべえな」と思った天体8つを紹介していきます!
今回紹介する天体についてさらに掘り下げた関連記事も記載しているので、気になる天体があったらぜひそちらもご覧になってみてください!
土星の200倍の大きさのリングを持つ惑星
最初に紹介するのは観測史上最も特徴的なリングを持つ惑星「J1407b」。
画面上に映っているリングでおなじみの土星すらも遥かに凌駕する凄まじいリングを持っています!
その惑星は地球から約434光年離れたJ1407という恒星系に属しています。
恒星自体は特筆すべきことはない平凡な恒星です。
この惑星は恒星から3.9AU(1AU=地球と太陽の距離≒1.5億km)も離れているが、リングの直径が1.8億kmにもなるので、この距離でも特段大きく見えます!
リングの中心には、質量が木星の13-26倍という、かなり重量級の惑星があります。
その重力によって、巨大なリングを付き従えています!
表面温度が太陽の40倍高い恒星
続いて紹介するのは「太陽の40倍も表面が熱い恒星」です。
WR 102というその恒星は、現在までに見つかっている中で最も表面が高温な恒星でもあります。
太陽の表面温度は5500℃ですが、WR 102の温度はなんと21万℃!!
半径は太陽の半分程度と非常に小柄な恒星ですが、その放出するエネルギーの強さはなんと太陽の40万倍を超えます!
ではもしもこの恒星が太陽系の中心にあったら太陽系の他の天体はどうなってしまうのでしょうか?
お、水星は溶けてなくなってしまいました!w
金星は4700℃、火星が5000℃ほどになっています。
地球は水があるので熱が伝わるのは少し遅いようです。
この恒星は太陽の16.7倍もの質量があるので太陽系の軌道も崩壊してしまっています。
ちなみに、地球はどれくらい離れると適温で公転できるのかというと、だいたい660AUくらいです!
1秒間に716回転する中性子星
続いて紹介するのは「凄まじい速度で自転する中性子星」。
WR 102は質量が太陽の16.7倍あると考えられていますが、このように質量が太陽より8倍以上重い恒星は、その一生の最期に超新星爆発という大爆発を起こして散ってしまいます。
そして特にWR 102のように太陽の8-30倍程度の質量を持つ恒星だと、その中心部には「中性子星」という超絶高密度の天体が残ります!
どれくらい高密度かというと、直径20㎞程度の球体の中に、太陽の2倍程度の質量が詰まっている!
1cm^3あたりで10億トンという、想像を絶する密度です。
このように存在自体がヤバイ中性子星ですが、中性子星の中には凄まじい速度で自転をしているものがあります。
そしてこれまで観測された最も自転が速い中性子星は、なんと1秒間で716回転も自転しているんだとか!!
人間の目では回転を目で追うことは不可能です。
その自転速度は、宇宙の最高速度である光の速度(30万㎞/s)の24%にあたる秒速72000㎞!!
一秒間で地球を2周弱してしまうほどの速度で自転をしています!
太陽系を丸々飲み込む超巨大ブラックホール
最後に紹介するのは「太陽系すら飲み込む宇宙最大のブラックホール」。
先述の通り、太陽より8倍以上重い恒星が超新星爆発を起こし、8-30倍程度重い恒星の場合は中性子星が残ります。
そして30倍以上重い恒星が超新星爆発を起こすと、中心にできる中性子星すら圧縮され、ブラックホールができる!
ブラックホールは周囲の天体をどんどん飲み込んでいき、さらにはブラックホール同士で合体までして、徐々に成長していきます。
そうやって成長したブラックホールは太陽の数億倍という、恐るべき質量を持つものも少なくありません。
観測史上最重量のブラックホールTON 618は、なんと太陽の660億倍もの質量を持っている!!
恐るべきはその質量もそうだが、その事象の地平面の大きさ。
TON 618の場合、その事象の地平面の半径はなんと1300AUと、太陽系を軽く飲み込んでしまうほど巨大!!
ちなみに太陽と冥王星の距離は平均40AUしか離れていません。
事象の地平面は光すらも抜け出せないほど重力が強いために外から真っ黒に見える領域で、一度入れば二度とそこから出ることが出来ません。