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太陽系以外の恒星から太陽を見たらどれくらい明るいの?

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチ(@uchuyabaich)です。

今回は「別の恒星系から見た太陽」をテーマに動画をお送りしていきます!

太陽系内の別の惑星から見た太陽に関しては、以前「冥王星から太陽はどう見えるか」という動画で検証しています!

目次

アルファケンタウリ

では最初は、太陽系から最も近い4.37光年位置にある恒星系アルファケンタウリから、太陽はどう見えるのかを確かめてみましょう。

太陽から4.37光年離れたアルファケンタウリから見た太陽の視等級は0.465となります。

1.5未満であれば1等星に分類されるので、この距離なら太陽は一等星の明るさで見ることができるというわけですね!

そして視等級0.465というのは、地球から見た太陽を除いた恒星の中では10番目に明るい視等級0.46のアケルナルに次いで11番目に明るい星ということになります!

ちなみにアルファケンタウリは太陽とスペックの近いケンタウルス座αAケンタウルス座αB、そして非常に暗いプロキシマケンタウリという3つの恒星から成ります。

地球からはこれらは距離が近すぎて肉眼では1つの恒星に見えるのですが、これらを合わせた視等級は-0.1で、地球から見て太陽を除いて3番目に明るい恒星系となります!

(ちなみに1位はシリウス、2位はカノープス)

アークトゥルス

続いては、太陽系から最も近い36.70光年位置にある恒星系アークトゥルスから、太陽はどう見えるのかを確かめます

太陽から36.70光年離れたアークトゥルスから見た太陽の視等級は5.09となります。

5等星、目のすごくいい方なら環境が良ければ見えるかもしれませんが、ここまで来るとほとんど目立たない地味な恒星ですね。

ちなみにアークトゥルスは表面は4000℃程度で太陽より低温ですが、半径が26倍もあるかなり大きな星のため、エネルギーは太陽の100倍を超えます!

これだけエネルギッシュなので、太陽が5等星になるほどの距離離れてても地球からは視等級-0.05と、先ほどのアルファケンタウリに次ぐ4番目に明るく輝いて見えます!

デネブ

最後は、太陽系から最も近い2600光年位置にある恒星系デネブから、太陽はどう見えるのかを確かめます。

太陽から2600光年離れたデネブから見た太陽の視等級は14.34となります。

ここまで来ると肉眼はもちろんのこと、望遠鏡を使ってもかなりお金をかけないと見えないほど暗い天体となってしまいました!

ちなみにデネブは温度も8250℃程度とそれなりに高温なのに加えて、何より太陽の半径の200倍を超えるとてつもない巨体を誇っているため、そのエネルギーはなんと太陽の20万倍!!

太陽が市販の望遠鏡を使っても見えないほど暗くなるほど遠く離れた領域から、地球からは視等級1.25と、なんと1等星の一つとして数えられるほど明るく見えるんですね!

夏の夜空の風物詩の一つに、夏の大三角があります。

この三角を形成するのはアルタイルベガ、そしてこのデネブです。

どれも1等星で輝く非常に有名な恒星ばかりですね。

アルタイル、ベガも太陽より大きく温度も高いエネルギッシュな恒星ですがデネブはもう異次元で、地球から見た目が近いからといってこんなお化けと同じグループにされたアルタイルとベガが気の毒ですねw

いかがでしたでしょうか。

太陽が主役と見せかけて結局はいつも通り他の恒星のかませ役になってしまいましたねw

とはいえ太陽も決してスペック的に低いわけではなく、全恒星の中で上位5−10%に入るほどのエネルギーを誇っていると考えられています!

そんな太陽すらかませにしてしまうほどハイスペックでエリートな恒星だけが夜空では輝いて見えている、ということなんですね。

 

結論:太陽「デネブはデブネ!」デネブ「へぇ

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