どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「冥王星から見た太陽の明るさ」をテーマに動画を作りました!
今回もPCソフトの「Universe sandbox 2」を使っています。
冥王星といえば最遠の太陽系惑星である海王星より遠いため、とんでもなく暗いイメージがありますよね?
実際地球からの視等級は15等級ととても暗く、冥王星の発見は海王星が発見されてから80年以上も後のことでした。
では冥王星から見た太陽ってどれくらいの明るさなんでしょうか?
真っ暗闇かと思いきや意外と…?
見た目の明るさを表す「視等級」について
まず本題に入る前に、軽く「視等級」についてお話しします。
視等級はある天体の見た目の明るさを表します。
例えば地球から見た太陽の明るさが-26.7等級、満月の明るさが-12.6等級です。
等級は5下がるとちょうど100倍明るくなるので、太陽は満月の40万倍ほど明るい計算になります。太陽やば!
??「目が、目がぁ~!」
冥王星から見た太陽の明るさ
では冥王星から見た太陽ってどれくらいの明るさなんでしょうか?
冥王星ほど遠い場所からでは太陽も点にしか見えないので、さぞ暗いでしょう。
冥王星から見た太陽の視等級は-18.7等級で、地球からの1600分の1の明るさになります。
まあこれだけ見たら「暗っ!」と思うかもしれません。
でも先ほど少し出てきましたが、地球の夜空に輝く満月の明るさが-12.6等級なので、それの250倍も明るいことになるんです!
冥王星の昼は地球の夕暮れ時くらいの明るさがあると言われています。
もし他に人がいれば少し離れていても誰であるか明確に判別できるレベルです。
つまり冥王星は-240℃にもなる気体も凍る超極寒の世界でありながら、実は相当に明るい世界だったのです。
お天道様は偉大や…
冥王星から見た太陽が明るい理由
冥王星から太陽以外で最も近い恒星の一つであり、4.37光年ほど離れた場所にある太陽より少し明るい程度で似たスペックを持つ恒星「ケンタウルス座α星」があります。
この星の視等級は-0.1。
もう冥王星から見た太陽の1000万分の1とかそのレベルの明るさですw
でもこれでも全天で太陽以外の恒星では3番目に明るい星なので、いかに太陽が異次元かがわかりますね。
じゃあなんでこんなに太陽は明るく見えるんや?
その理由は冥王星の位置を見れば一目瞭然です。
冥王星はどこにあるでしょうか?太陽の方へ拡大していきましょう。
やっとありました!
冥王星が遠いとはいえ恒星間の規模で言えばいかに至近距離にあるかがわかりますね!
冥王星からケンタウルス座α星までは、冥王星から太陽の6000倍もの距離があります。
太陽系は本当にご近所さんというか、家族だったんですね!
結論:冥王星「惑星に戻せ」