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今後100兆年の未来に宇宙では何が起こるのか?

以前の動画では、今後10億年の未来に地球と宇宙では何が起こるのかを見ていきました。

しかし宇宙はたった10億年では終わりません。
今回はさらに、さらに遠い未来の宇宙まで見てみることにしましょう。
今から「100兆年」以内に宇宙で何が起こるかをイラスト付きで解説した動画を和訳しました!

This Is What Will Happen in the Next 100 Trillion Years

40億年以内に起こること

地球が完全に変貌してしまう

今から10億年以内に太陽エネルギーの増大により、地球は平均気温が47℃にまで上昇し、海は極地を除いて蒸発し、今とは似ても似つかない姿へと変貌してしまいます。

ハビタブルゾーンが火星まで移動する

太陽はさらにエネルギーを増し、15億年後には現在地球が含まれている生命存在可能領域である「ハビタブルゾーン」が遥か外側へ追いやられてしまいます。

その結果火星の気温が現在の地球と同等になり、将来の知的生命体の良き居住地になるでしょう。

地球の外核が凍りつく

今から23億年後には、現在液体の鉄でできている地球の外核がどんどん冷えてついには固体となってしまいます。

その結果地磁気が永遠に失われることになります。

地球から生命が完全に消滅する

今から28億年後には、地球の平均温度が149℃にまで達します。
すると単純な単細胞生物ですら生息することができなくなり、地球から全生命が消滅してしまうでしょう。

1%の確率で水星と金星が衝突する

今から33億年後には、1%の低い確率で水星の公転軌道が不安定になり、金星と衝突して両者とも破壊されてしまいます。

地球の温度が1330℃にまで上昇する

今から35億年後には、太陽のエネルギーが今と比較して40%も増大し、地球の表面温度がなんと1330℃にまで上昇してしまいます。

こうなると岩石までも溶けてしまいます。
現在の金星を超える恐ろしい灼熱の惑星へと変貌してしまうのです。

80億年以内に起こること

銀河系とアンドロメダ銀河が衝突する

今から40億年後には、銀河系全体でも大事件が発生します。
なんと現在は200万光年以上離れた場所にあるアンドロメダ銀河と銀河系が衝突するのです。

このようにゆっくりと時間をかけて両銀河は混じり合い、最終的には完全に合体して「ミルクドロメダ銀河(ミルコメダ銀河)」へと変貌を遂げます。

太陽の水素が尽きて急速に膨張を始める

今から50億年後には太陽の核融合反応の元である水素元素が底をつき、太陽が急速に膨張を始めます。

さらに今から75.9億年後には、太陽は今の256倍にまで膨張してしまいます。

月が地球に落下するかもしれない

さらには月がドロドロに溶けた地球の表面に落下するかもしれません。
この頃になると太陽系はもうめちゃくちゃです…

水星・金星・地球が太陽に飲み込まれる

今から79億年後には、太陽の膨張により内側の水星・金星・そして高確率で地球までもが完全に太陽に飲み込まれて存在しなくなります。

この頃には、土星の衛星である「タイタン」が絶好の生命存在環境となると予測されています。

これまでの流れの通り、太陽が膨張すればするほど生命存在可能領域はどんどん太陽系の奥地へと遠ざかっていることがわかりますね。

太陽が収縮し白色矮星と化す

しかし今から80億年後に太陽が寿命を迎えると、急速に収縮していき最終的に「白色矮星」へと変化していきます。
この星は現在の太陽の54%ほどの質量しか持っておらず、放出するエネルギーも格段に落ちます。

しかし太陽系の内側の天体はすでに太陽が飲み込んでしまっているため、生命存在可能領域に生命が存在できず、太陽系からおそらく全ての生命が姿を消すことになるでしょう。

1000億年後に起こること

ここからはさらに急速に時が進んでいきます。
まずは1000億年後の宇宙を見てみましょう。

遠くの天体が全て見えなくなる

今から1000億年が経つと宇宙の膨張がさらに進み、互いの重力で引き合う「局部銀河群(アンドロメダ銀河を含む私たちの銀河系と近い銀河の集団)」より外側のあらゆる天体が遥か彼方に遠ざかり、地球から一切観測できなくなってしまいます。

この頃に存在する知的生命体は、自分たちが宇宙の中心にいてその外側には全方向に無限に闇が広がっているだけで何もないと信じることでしょう。

4500億年後に起こること

局部銀河群の全銀河が合体して1つの超巨大銀河ができる

今から4500億年後には局部銀河群の全銀河が合体して一つの超巨大銀河を形成します。

この時代の知的生命体は、自分たちの銀河から離れて外から観測できない限り、「銀河」そのものを知ることすらできなくなるでしょう。

4兆年後に起こること

プロキシマ・ケンタウリが寿命を迎える

今から4兆年未来の宇宙では、太陽から最も近い恒星である「プロキシマケンタウリ」が寿命を迎え、数兆年前の太陽と同じように白色矮星となります。

12兆年後に起こること

今ある恒星が全滅する

今から12兆年未来の宇宙では、現在ある恒星が全て寿命を迎え、これから先生まれるであろう新しい星でいっぱいになります。

120兆年に起こること

最後の恒星が寿命を迎える

今から120兆年未来の宇宙では、新しく生まれた星も含め全ての星が寿命を迎え、この宇宙には「白色矮星」「中性子星」「褐色矮星」「ブラックホール」の4天体以外なくなります。

ごく小さな確率で褐色矮星同士が衝突し、新しく赤色矮星が誕生する可能性はありますが、これは極めて稀なケースです。

この赤色矮星は銀河系全体で100個程度しか存在しないでしょう。
現在銀河系には1000億個もの恒星たちが光り輝いてますから、それがいかに寂しい世界か想像に難くないですね。

そして最後に残った星々もいずれは消滅してしまいます。
そうなればこの宇宙は永遠の闇に包まれるでしょう。

なんだか寂しい未来に感じますが、どっちにしろ人類には遠すぎて全くの無縁の世界です。
今ある宇宙が一番面白く、一番探求のしがいがあるので、私たちがいきている限りそれを楽しめばいいだけですね。

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