どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「探査機によって偶然発見されたブラックホール」というテーマで動画をお送りしていきます。
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アメリカ版はやぶさ探査機
Credit:NASA
今回の主役となるのは、「OSIRIS REx(オサイリス・レックス)」というNASAが保有する探査機です。
この探査機の目的はベンヌと呼ばれる小惑星を構成する物質を地球に持ち帰るサンプルリターンです。
オサイリス・レックスは2018年からベンヌの現地探査を行っていて、現在でも探査が続けられています。
偶然ブラックホールが撮影される!?
Credit: NASA/Goddard/University of Arizona/MIT/Harvard
そんなオサイリス・レックスがREXISと呼ばれるX線を捉えるための分光器を用いて、小惑星ベンヌを撮影しようとしていたところ、偶然にも未知のブラックホールが放つX線放射の様子を捉えたとニュースになっています!
ブラックホールには質量ごとに3つのタイプがあり、太陽の10万倍以上の質量を持つ超大質量ブラックホール、太陽の数倍~数十倍程度の質量を持つ恒星ブラックホール、その中間の中間質量ブラックホールがあります。
今回新たに発見されたブラックホールは、地球からはるか3万光年も彼方にある恒星ブラックホールと判明しました。
ブラックホールはその強大な重力によって周囲の物質を引きずり回したり飲み込んだりしますが、その際に強力なX線を放ちます。
オサイリスレックスはこのブラックホールの捕食の瞬間をとらえたという事になります!
その後別の装置でもX線を再観測したところ、やはりオサイリスレックスが観測した方向にX線源が確認されたそうです。
今回のように探査機によって意図せずブラックホールが発見されたのは前例がなく、非常に珍しい発見となりました!
今回発見されたブラックホール以外にも、宇宙には人類が未発見のブラックホールやその他の天体にあふれています。そう考えるとロマンがありますね。
結論:ブラックホール「食事中に盗撮やめてください」