まるで最終奥義！？宇宙の中でかっこいい名前の天体・現象 4選！

宇宙に実在する名前がかっこ良すぎる天体・現象4選

どうも！宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「実在する名前がかっこよすぎる天体・現象4選」というテーマで動画をお送りしていきます。

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宇宙にはたくさんの天体や現象があって、それらには多様な名前が付けられているのですが、その中にはバトル漫画の必殺技で命名されていてもおかしくないほど、あまりに名前がかっこいいものがあるんですね！

今回はそういった厨二感満載の名前が付けられた天体や天体現象を4つ厳選して紹介していきます。

♰ブラックウィドウパルサー♰

まず最初に紹介するのは、地球からはるか6500光年ほど彼方にある、♰ブラックウィドウパルサー♰という天体です。

初っ端から最終奥義級の名前が出ました！

パルサーというのは、直径20㎞程度の小さいサイズにも関わらず質量が地球の33万倍重い太陽の1.4－2.5倍程度ある超々高密度天体である中性子星のうち、高速で自転していて可視光や電波などを放つものを指します。

そしてその前についているブラックウィドウというのは、実はクロゴケグモという実在する蜘蛛の英語名なんです。

ではなぜこのパルサーはこのような名前が付いたのでしょう？ブラックウィドウパルサーはEQ J195936+204814という長すぎるDQNネームが付けられた褐色矮星と連星を成していると考えられています。

そしてパルサーは重力が強すぎるがゆえに、伴星である褐色矮星からガスを奪い取っているそうなんですね！

しかも単に奪い取るだけでなく、あまりに勢いよく強奪していることにより、なんと褐色矮星の一部を蒸発させてしまうほどにまで加熱しているとか！

このパルサーの性質から、交尾後にメスがオスを殺してしまうことがあると知られているブラックウィドウの名前が付けられたそうです。

なんとサイコパスなパルサーでしょう…

♰マゼラニックストリーム♰

続いて紹介するのは、♰マゼラニックストリーム♰です。

マゼラニックストリームは、大小マゼラン雲の近くにある、広大な範囲にガスが広がっている領域のことを指します。大マゼラン雲は地球から16.5万光年、小マゼラン雲は19万光年ほど離れた位置にあると考えられている、私たちの住む天の川銀河の近くにある別の銀河です。

地球から天の川の中心方向と大マゼラン雲・小マゼラン雲を見た画像がこちらです。

右下にある白い丸の部分が、大小マゼラン雲を示しています。

そしてこの画像でいうところのピンク色で描かれている領域がガスが広がっている領域で、これをマゼラニックストリームと呼びます。

マゼラニックストリームは物凄く広い範囲に広がっていて、なんと私たちの天の川銀河の半分の長さである5万光年に近い範囲で広がっているそうです！

大それた名前に恥じない、超巨大な構造でした！

♰ファイナルヘリウムフラッシュ♰

そして3つ目に紹介するのは、まさに名前については最終奥義級の天体現象 ♰ファイナルヘリウムフラッシュ♰です！いやかっこよすぎる！？

まず、太陽の0.8－8倍程度の質量を持つ恒星は、その一生の終わりに差し掛かると、ヘリウムの核融合が暴走し、大量のエネルギーを放つ、ヘリウムフラッシュという現象を何度も起こすと考えられています。

このヘリウムフラッシュが終わり、星が完全に一生を終えると白色矮星という星の燃えカスのような天体に進化すると考えられています。

そんな星が白色矮星になる間際に起こす最後のヘリウムフラッシュを、特にファイナルヘリウムフラッシュと呼びます。

発動条件、名前共にあまりにかっこよすぎる！！

幸い我らが太陽も最期はファイナルヘリウムフラッシュを披露してくれる予定なので、その様子を生で見るためにもぜひ長生きしましょう！

♰ガンマ線バースト♰

最後に紹介するのは、♰ガンマ線バースト♰という天体現象です。

超有名な天体現象なので聞いたことがある方も少なくないと思いますが、改めて見るとめちゃくちゃかっこいい名前です！

このガンマ線バーストは、文字通りおぞましい量のガンマ線という超危険な高エネルギー光線を放つ現象です。

2019年11月8日直撃したら即死！？宇宙一高エネルギーな天体現象・ガンマ線バースト

最終奥義感は名前でこそファイナルヘリウムフラッシュに譲りましたが、本物の最終奥義はこのガンマ線バーストです。太陽の30倍以上の質量を持つ大質量星がその一生を終えると、超新星爆発という大爆発を起こし、その中心部にはブラックホールという、先ほどの中性子星すらもさらに圧縮したような極限の重力を持つ天体が残ると考えられています。