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20万年に1度?!25光年先の大規模な天体衝突を初観測

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「大規模な天体衝突の現場を直接観測か」というテーマで動画をお送りしていきます。

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つい昨日、土星のリングの17万倍という途方もない直径の「塵円盤」が存在するフォーマルハウトという恒星を紹介させていただきました。

今回地球から25光年離れたフォーマルハウトにて、大規模な天体衝突を観測していたと大きなニュースになっていました!

発見の経緯も併せて解説していきます。

フォーマルハウトの惑星が消失!?

フォーマルハウトには元々フォーマルハウトb、別名ダゴンと呼ばれる惑星があると考えられていました。

主星から約115AUの位置で公転している姿が2004-2006年の観測で確認され、データ分析の末2008年には惑星が存在していると断定されていました。

その直径は木星と同程度で、質量はその2-3倍程度と、かなり巨大なガス惑星であると見積もられていました。

ですがこのフォーマルハウトb、なんと2014年に再観測した際には姿を消してしまっていたんですね!

冷静に考えて、これだけの質量を持つ巨大惑星が一瞬で消えることは考えられません。

Credit: NASA, ESA, and A. Gáspár
and G. Rieke (University of Arizona)

この謎を解き明かすために、研究チームはハッブル宇宙望遠鏡によって得られた過去の観測データを集め、分析しなおしたところ、フォーマルハウトbは動画のように徐々に消失していることが判明しました!

惑星かと思いきや天体衝突だった!

これらの情報をもとに、研究チームはフォーマルハウトbだと考えられていた明かりは、実は直径200㎞ほどの天体同士が衝突したことにより高熱で拡散し始めていた塵の塊だったと結論付けています。

 

塵の様子をもとに計算した結果、2つの天体が実際に衝突したのは2004年に初めて観測される直前だったと考えられています。

確かにこれなら今すでに惑星らしきものが見られないことも、明かりが徐々に暗くなっていたことも説明できますね。

せいぜい200㎞の天体同士の衝突によって直径7万㎞に迫る巨大な木星サイズの天体と勘違いするというのは、いかに衝突の規模が大きかったのかというのがわかります!

この程度の規模の天体衝突が一つの恒星系内で起こるのは、実に20万年に1回程度の頻度だそうです!

極めて珍しい現象を観測していた、という事になりますね。

惑星消失は残念ですが、こちらも非常に貴重な瞬間です。

という事で、昨日に続いてフォーマルハウトについて紹介しました。

地球から肉眼で見てもせいぜい色と明るさの変化しか楽しめませんが、このように恒星ごとに色んな面白い特徴があるんですね。今後もさらなる発見に期待しましょう!

結論:まあ俺は最初から衝突だってわかってたけどw(イキリト)

情報参照元:https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/exoplanet-apparently-disappears-in-latest-hubble-observations

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