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酸素も水もない太陽系外惑星でも生命がいる可能性を確認!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「水も酸素もない系外惑星でも生命がいるかも」というテーマで動画をお送りしていきます。

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地球外の天体に生命が存在するかどうかを見る時、注目すべき点はやはり液体の水が存在するほど適温に保たれているかどうか、酸素があるかどうか等です。

なぜなら私たち自身が現に液体の水と酸素に生かされているため、私たちと同様に水や酸素を生命活動に使う生命が存在する確率が高いからです。

ですがだからといって、私たちとは全く異なる環境で、異なる物質を使って生命活動をする生物がいる可能性も否定はできません。

その場合、地球に似ているかどうかという視点だけで系外惑星を見ているのでは、別の環境で生きる地球外生命の兆候を見落としてしまうことになるかもしれません!

そこでマサチューセッツ工科大学の研究チームは、水素ガスの環境下に置かれた微生物がどう振る舞うのかを実験しました。

これは地球のとは全く異なる環境です。

credit: M. Kornmesser / ESO

ではなぜ無数にある地球とは異質な環境の中で水素ガスで調べるのかというと、系外惑星の大気における水素は地球から観測しやすいからです。

系外惑星の大気は、その惑星が公転している主星と惑星が地球から見て一直線に並んだ時に、主星から直接届いた光と惑星の大気を通過して届いた光を比較することで調べることができます。

水素は軽いため、惑星大気に水素が含まれていた場合、高高度にまで広がりやすくなります。

高高度にある大気の組成は内部よりも比較的調べやすいため、地球から系外惑星内の水素ガスは検出しやすいという事になります!

そんな理由から地球から異なる環境、特に検出しやすい水素ガス環境下で大腸菌と酵母を増殖させる実験が行われました。

80時間にわたる実験の結果、なんと水素ガスの環境下に置かれた大腸菌と酵母はどちらも増殖し続けたことが確認されたそうです!

実際これらの微生物は無酸素の環境でも生存できることは知られていましたが、今回の実験によって水素ガスの大気でも微生物に悪影響を及ぼさないことが示されました。

今回の実験から、水素ガスの環境下でも微生物が存在しうることが確認されました。

この結果を踏まえて、研究者は「水素に富んだ大気を持つ系外惑星も生命がいる候補に含めるべき」とコメントを残しています。

今後も地球とは異質の環境での生命の存在について研究が進み、生命探査の条件の幅が広がっていくことに期待しましょう!

結論:多様性を受け入れ、視野を広く持ち続けよう!

情報参照元:http://news.mit.edu/2020/study-life-hydrogen-world-0504

サムネイル画像クレジット:M. Kornmesser / ESO

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