どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「もしも木星がなかったらどうなるのか」をテーマに動画をお送りしていきます!
木星は太陽系内で最大の惑星で、半径は地球の11倍、質量は318倍もある巨大なガス惑星です。
そんな巨大な木星は、その巨体を生かして地球を守ってくれているとよく言われますが、それはどういう意味なのでしょうか?
今回は木星の偉大さを掘り下げていきます!
もしも木星が今消えたら
木星が消えてしまうとどうなってしまうのか、検証していきます!
もしも木星が今すぐ太陽系から瞬時に姿を消すことがあっても、このように地球など他の惑星にすぐに影響を及ぼすわけではなさそうです。
ただし木星はその強大な重力と巨体で周囲の天体を引きつけるため、なんと地球の2000-8000倍程度の頻度で隕石が落ちているらしいんですね!
今年の8月にも木星に直径数百mの隕石が衝突する瞬間が、地球から直接観測されたと話題になりました。
地球に衝突していたら大惨事は免れません。
そして木星は火星と木星の間にある小惑星帯に存在する小惑星たちを、強大な重力によって美しい形で制御していることがわかっています!
このように木星は直接ぶつかってくる天体以外にも無数の小天体をその強大な重力で制御しているので仮に木星が急になくなってこれらの天体が行き場を失えば、地球は大きなリスクにさらされることに…恐ろしい。
ただし木星はこれだけ小惑星の軌道を変化させることができるわけなので、逆に安全なはずの小惑星を地球に投げつける危険行為もしている可能性があります。
木星さんツンデレ過ぎんよ~
木星は地球を創った!?
太陽系が現在の姿になるまでの歴史にはいろいろな説がありますが、その中には地球誕生のきっかけまでをも木星が作ったとする説まであります!
木星は太陽が誕生したのとほぼ同じ時期とかなり早いタイミングで生まれたと考えられています。
当初は木星は今より太陽に近い距離で公転していたそうです。
そして太陽の付近では地球の数倍程度の質量を持つ岩石惑星「スーパーアース」がいくつも存在していて、当時はまだ地球は存在していなかったそうです。
その後木星はさらに太陽に近づき、スーパーアースの軌道を大きく乱し、その後再び太陽から離れていき、現在の位置で公転するようになったそうです。
木星が接近した結果スーパーアースたちはお互いぶつかり合い小さな破片となり、それらは太陽に落ちて行ったり、衝突して新しい惑星が形成されたと考えられています。
そうして新たに生まれた惑星が現在の水星・金星・地球・火星というわけですね。
つまり木星がなければ現在の地球はそもそも誕生していなかった可能性があるわけです!
ただし最初に言った通りこれはあくまで説の一例で、木星程度の質量の天体があるとスーパーアースがそもそも太陽の近くにできなかったという声もあります。
いかがでしたか?
わからないことも非常に多いとはいえ、このように木星は地球上の生命に大きな恩恵を与え続けてきてくれた可能性が高いということがわかります。
もしも木星がなければ本当に地球上の生命は今ここに存在していないかもしれませんね!
結論:木星はスーパー偉大