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未来の地球!?膨張する恒星に飲まれる直前の惑星K2-39b

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「膨張する恒星に飲み込まれる直前の惑星」というテーマで動画をお送りしていきます。

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太陽のような恒星は、その末期段階に近付くと元の直径の何百倍にも膨張し、周囲を公転していた惑星たちを飲み込んでしまうと考えられています。

まさにこの太陽系でも同じことが起こると考えられていて、太陽は将来的には最大で現在の250倍にも膨張するそうです!

その場合水星と金星は飲み込まれて、地球も飲み込まれてしまう可能性が十分に考えられるそうです。

このように主星の近くを公転する惑星にはかなり悲惨な運命が待ち受けていそうなわけですが、この宇宙のどこかにはまさに今そんな悲劇的な環境に置かれている惑星がありそうですね。

そしてそのような惑星が実際に2016年に発表されています!

それは太陽系からみずがめ座の方向に約800光年離れた所にある、K2-39という恒星の周囲を公転するK2-39bという惑星です。

Credit: Vincent Van Eylen/Aarhus University

主星のK2-39は太陽程度の質量ですが、その直径は太陽の4倍程度もあると考えられています。

まさに年老いて巨星になりつつある段階である、「準巨星」に分類される恒星です!

そんな膨張段階の危険な星から超至近距離を公転するのが今回の主役である「K2-39b」という惑星です。

その距離は主星の直径のわずか1.7倍、太陽と水星の約7分の1という近さで、たった4.6日周期で公転しています。

これだけ近い距離を公転しているため、この惑星は主星から受ける非常に強い潮汐力によって、「砕かれて飲み込まれる寸前」であるそうです。

実際にこの惑星が見つかるまでこれほどまでに準巨星の近くを公転する惑星は見つかっておらず「準巨星の周囲は惑星が存在できない」という意見もあったほどなので、本当に奇跡的なタイミングで運良く発見されたんですね!

現在の主星の質量と惑星の軌道を考慮すると、惑星が存在できるのは今から1億5000万年程度であると見積もられています。

人間スケールだと非常に長い期間ですが、惑星の余命としては非常に短いものとなります。

このK2-39bの観測を続け、さらに別の似た状況に置かれた惑星を発見することができれば、私たちの太陽系の未来をより明確に予想することができるようになると期待されています。

地球は果たして生き延びるのか、命運を知りたいところです!

結論:宇宙にハッピーエンドは存在しない(至言)

情報参照元:https://phys.org/news/2016-06-k2-39b-planet-shouldnt.html

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