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地球からの見た目が明るい太陽以外の恒星ランキングTOP10

どうも!宇宙ヤバイchです。
今回は地球から見て明るく見える恒星の上位10個をランキング形式で紹介します。

太陽はあまりに距離が近く他のどの恒星より100億倍以上明るいので、今回は太陽を除いてTOP10を取り上げます。

10位:アケルナル

では早速第10位からいきましょう!
第10位はエリダヌス座α星のアケルナルで、視等級0.46です。

このアケルナルは北半球の多くの国で見ることができず、日本でも沖縄、九州南部、高知の南部でしか見れません。
エリダヌス座になじみがないのも仕方ないね(許容の心)。

アケルナルは主星のアケルナルAと伴星のアケルナルBの2つの恒星から成る連星ですが、今回はAの詳細を解説します。

アケルナルAは質量が太陽の6.7倍もあり、表面温度が平均で15000度あるため青く輝く恒星です。

この星は極方向には太陽の7.7倍の直径がありますが、なんと赤道方向には12倍という極めて潰れた形をしてます。

これは自転速度が高速で遠心力が凄まじいことが原因で、なんと250km/sもの速度で自転しています!(太陽は1.8km/s)

9位:ベテルギウス

そして第9位はオリオン座α星、冬の大三角でも有名なベテルギウスで、視等級0.42です。

ベテルギウスといえばまずその巨大さ!
質量は太陽の20倍程度(それでも巨大)ですが、大きさは太陽の1000倍ともいわれている超巨大恒星です。

そしてベテルギウスは寿命が近いともいわれていて、最後には超新星爆発を起こし派手に散ります。

私たちが生きている間に世紀の天体ショーを見せてほちい(ガンマ線バーストは来ないで)

8位:プロキオン

そして第8位はこいぬ座α星のプロキオンです!
ベテルギウスと同様冬の大三角を形成しており、視等級は0.37です。

プロキオンは質量が太陽の1.4倍、大きさは2倍程度表面温度も6500度ないくらいのスペックですが、地球から11.46光年と非常に近いため明るく見えます。

さらに安定した主系列星の段階が終わりに近いため、質量の割に明るいのも一つの要因みたいです。

7位:リゲル

そして第7位はオリオン座β星のリゲルです。
冬のダイヤモンドを形成する恒星としても超有名ですね。

一般的にβ星よりα星の方が明るいですが、リゲルはα星のベテルギウスより平均で明るく視等級は0.13です。

リゲルについて特筆すべきはなんといってもそのスペック!
質量は太陽の23倍もあり、表面温度12000度、大きさも太陽の79倍くらいある青色超巨星です。

事実地球から肉眼で見える恒星の中ではトップクラスでエネルギーが高く、なんと太陽の12万倍ものエネルギーで周囲を照らし続けているとか!

太陽系の中心にあったら大変なことになりそうですね。(詳しくは概要欄の動画をご覧くださいw)

6位:カペラ

そして第6位はぎょしゃ座α星のカペラ視等級0.08です。
肉眼では一つに見えるものの実際は2つの恒星から成る連星2組から成る4重連星系だそうです(ややこしい)

主星となる連星系はカペラAと呼ばれ、そのうち大きい方をカペラAa、小さい方をカペラAbと呼びます(ややこしい!)

Aaは質量が太陽の2.57倍、大きさ12倍で、表面温度4700度。
Abは質量が太陽の2.48倍、大きさ8.8倍、表面温度5500度。
総合的に似た者同士の仲良し連星です!

もう一方の連星は暗い赤色矮星同士の連星なので今回はカペラAしか紹介しませんが、いずれ別の動画にてカペラの全体像を詳しく紹介したいと思います。

5位:ベガ

そして第5位はこと座α星ベガです。
アルタイル、デネブと共に夏の大三角として有名ですね。

さらにベガは織姫、アルタイルは彦星と、七夕伝説としても馴染みが深い恒星でもあります。
視等級は0.03。

質量は太陽の2.6倍、大きさ2.73倍、表面温度9000度とスペックはそこそこですが、地球からの距離が25光年とかなり近いためこの順位にランクイン!

4位:アークトゥルス

そして第4位はうしかい座α星のアークトゥルスです。
視等級は-0.05で、ここからはマイナスの世界に入ります。

質量は太陽と同等か1.5倍程度と他の恒星と比べるとかなり控えめですが、主系列星を抜けた赤色巨星のため、大きさは太陽の26倍程度あります。表面温度は4000度。

近くに輝くおとめ座α星スピカとは夫婦星などと呼ばれているようですが、実際は2星間は200光年以上離れているため、完全に別居状態といえます。

恒星は熱々なのに、夫婦仲は絶対零度ってな!(全米の爆笑)

3位:ケンタウルス座α星

そしていよいよベスト3の発表です。
第3位はケンタウルス座α星で、視等級は-0.1
アルファケンタウリやリギルケンタウルスとも呼ばれます。

アルファケンタウリはケンタウルス座α星Aとケンタウルス座α星Bから成る連星系で、二つ合わせた明るさが-0.1等級で第三位となります。
アークトゥルス「チートや!チートや!」

Aは質量が太陽の1.1倍、大きさ1.23倍で、表面温度5500度。
Bは質量が太陽の0.91倍、大きさ0.87倍、表面温度5000度。
どちらも太陽と同程度で控えめな連星です。

それにもかかわらず3番目に明るいのはこの連星系が地球から最も近い恒星系であるからで、その距離はわずか4.3光年ほどしか離れていません!

2位:カノープス

そして第2位はりゅうこつ座α星のカノープスで、視等級は-0.74と一気に2倍近く明るくなりました!

日本では東北地方南部以南でしか見えないことに加え、入射角の関係で光が大気を通る距離も長く、見えたとしてもあまり明るくは見えません。

そんな感じで日本ではあまり馴染みある星ではないですが、南半球では相当に明るく見えるでしょう。
いつか見たい..

カノープスは質量が太陽の10倍程度、大きさ65倍、表面温度7200度ほどのかなりのハイスペック恒星です。
なので310光年の距離からもこんなに明るく見えます!

1位:シリウス

そして栄えある第1位は、おおいぬ座α星のシリウスです!
視等級は-1.46と、2位のカノープスの更に倍明るい、まさに断トツの明るさを誇る全天ナンバーワン恒星です。

また9位のベテルギウス、8位のプロキオンと共に冬の大三角の一角を担っています。
三角全てが10位以内、冬の大三角はまさに恒星オールスターのような星座です。

シリウスがここまで明るく見えるのは、質量太陽の2倍、大きさ1.71倍、表面温度約10000度とそこそこハイスペックでありながら地球から8.6光年の超近距離にあるからです!

実はシリウスは連星で見えている明かりはシリウスAによるもので、白色矮星のシリウスBもあります。

この白色矮星は太陽の8倍以下の恒星の成れの果てとされますが、シリウスBは昔はAよりさらに明るかったといわれています。

Bが生きていた頃の星空は、今よりもずっと明るかったことでしょう。
ドラゴンボールで生き返らないかな!??!

いかがでしたか?
以上が明るく見える恒星TOP10になります。
中には普段耳にしないものもあったかもしれませんね。

結論:アークトゥルス「連星の喜びを知りやがって…
お前ら許さんぞ!」

 

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