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21世紀の宇宙大事件4選!天文学の歴史が塗り替えられた!!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「21世紀の宇宙大事件4選!!」というテーマで動画をお送りしていきます!

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冥王星降格

2006年に冥王星が惑星から降格し、準惑星になりました。

中の人も当時世間で大ニュースになっていたことを覚えています

冥王星は1930年に発見されてから準惑星に区分されるまで、太陽系第9惑星とされていました。

しかし、1990年代に入ると次々と海王星の外側を公転する太陽系外縁天体が見つかります。

中にはセドナエリスなど冥王星と同程度の大きさを持つ天体すら発見されるようになりました!

さらに、冥王星は他の惑星と比較してとても小さいです。

冥王星は現在惑星で最も小さい水星の半分以下の大きさしかありません。

実際に比べてみると差が一目瞭然です!!

そんな中、冥王星を惑星とみなすことに疑問を抱く声が高まり2006年に国際天文学連合で惑星の定義が次のように決定されました。

.太陽の周りを公転している

.自身の重力で球形を保っている

.その軌道周辺で圧倒的に大きく、近い大きさの天体が存在しない

8つの太陽系惑星は上記を満たしますが、冥王星は3つ目の定義を十分に満たしません。

そこで、1,2番目のみを満たし3番目を満たさない天体を指す新たなカテゴリー「準惑星」が作られ、冥王星は惑星から準惑星に格下げされることになったのです!

はやぶさの功績

はやぶさ」は、日本のJAXAが開発して2003年に打ち上げた、小惑星探査機です。

深宇宙探査では、年単位の長期運行が必要でイオンエンジンと呼ばれる従来の燃焼型エンジンとは異なるタイプのものが搭載されました。

目的の小惑星イトカワは直径300mと小さく、また遠くにあるため地球からは具体的な形状が把握できず、電波でのリアルタイム通信も困難な状態でした。

そのため地球からの指示に頼らず自力で小惑星との距離を測り次の行動を考える技術も搭載されました。

これだけでも、最新技術を宇宙空間で実証するという点で十分に功績があるはやぶさですが、最大の目的は小惑星イトカワの破片を地球に持ち帰ること、サンプルリターンです。

サンプルがあれば、詳細にその天体の構造を知り、さらには太陽系全体の歴史を知る手がかりにもなるので非常に重要なミッションでしたが、月以外の天体ははるかに遠く軌道も複雑で、サンプルリターンは困難とされていました。

そんな中、はやぶさは人類史上初のサンプルリターンに成功し、見事偉業を成し遂げたのです!

しかし、そこには幾多のトラブルとドラマがありました。

往路時点で姿勢安定装置が3つ中2つ故障し当初の方法でのサンプル採取に失敗、復路では推進剤漏れ、地球との通信も断絶状態になりました。

相次ぐトラブルにプロジェクトの命運に暗雲が立ち込めましたが、チームの必死の呼びかけで断絶から7週間後、通信が回復!

しかし、通信断絶期間が長く軌道に不都合が生じ、地球への期間が当初予定の20076月から3年後の20106月に延期されました。

さらに、搭載していたイオンエンジンABCD全てが寿命を迎え帰還する術を失ってしまいました。

絶体絶命の状況の中、チームはABのわずかに生き残っている部分を繋ぎ合わせ、なんとかはやぶさは地球に粒子のサンプルを届けて大気圏で燃え尽きたのです。

日本の技術力とどんな困難にも諦めないプロジェクトチームに感動ですね!

また、はやぶさは燃え尽きる直前に、最後に地球の姿を写真に捉えることに成功しました。

その写真がこちら、最後の力を振り絞って撮った写真です。

ありがとう、はやぶさ!

重力波観測

20159月米国の重力波観測装置「LIGO」(とヨーロッパの「Virgo(バーゴ)」)が重力波の観測に世界で初めて成功しました!

重力波は、中性子星やブラックホール連星の合体や超新星爆発などから発生すると考えられていましたが、極めて微弱なため観測が困難で、日米欧の各グループが初観測を競っていたそうです。

重力波の存在はアインシュタインが1916年に一般相対性理論に基づいて予言したもので、この観測が理論の正しさを示す最終証拠になりました。

質量を持つ物体はその重力によって周囲の時空をゆがめます。

物体が動くことでそのゆがみが波となって伝わっていく現象を重力波といいます。

観測された重力波は、約13億年前に太陽の29倍の質量と36倍の質量を持つブラックホール同士が合体して1つのブラックホールが作られた際、太陽3個分の質量がエネルギーに変換され放出されたものだそうです。

アインシュタインからの最後の宿題」の解答に貢献したアメリカの研究者3名は2017年にノーベル物理学賞を受賞しています!

日本にはKAGRAという世界最高精度の重力波望遠鏡があるので重力波観測における日本の貢献に期待しましょう!

ブラックホール直接観測

昨年2019年の4月、人類史上初めてブラックホールの直接観測に成功したと大ニュースになりました!

その際撮影された映像がこちら。

全体的にぼんやりとはしていますが、中心にはぽっかり穴が空き、ブラックホールの存在をしっかり示しています!

ブラックホール本体は真っ黒ですが、周囲には降着円盤というブラックホールの重力によって光速近くまで加速させられ、摩擦熱で超高温に輝いている円盤状の構造があります。

その際撮影されたブラックホールは、地球から5500万光年も離れたM87という別の銀河の中心にある超大質量ブラックホールで、なんとその質量は太陽の65億倍もあると判明!!

そして降着円盤の温度はなんと60!!ヤバすぎますね。

ブラックホールの、一度でも入ると光すらも出てこれない事象の地平面の大きさは、その質量に比例します。

M87クラスになると、太陽系全体を軽々と飲み込んでしまうほど巨大です!!

銀河系中心にあるブラックホールいて座A*の質量は太陽の430万倍程度なので、M87ブラックホールはそれの1500倍もの質量、そして半径もそれだけ巨大なんですね!

これだけ巨大なので、近くのブラックホールたちを全て差し置いて地球からわざわざ5500万光年も離れたこのブラックホールが人類初の直接観測の対象に選ばれたという事なんです!

いかがでしたか?

振り返ると21世紀は様々な発見や功績がありました。

21世紀はまだまだ始まったばかりなので、今後の大発見にも期待ですね!

 

結論:誰かワープの発明はよ

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