どうも！宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「つい先日の木星への隕石衝突」をテーマに動画をお送りしていきます。
2019.8.7 木星に隕石衝突
つい先日の2019年8月7日、木星に隕石が衝突する瞬間が撮影されました。
動画で見ると左下が徐々に増光して次第に消えていく様子がはっきりと見て取れます！
木星からはるばる7億㎞も離れた地球から観測できるほどなので、衝突した隕石の直径は数100mにもなると考えられています。
地球に大接近！？ 2019OK
これまたつい先日、地球から7.5万㎞というすぐそばを2019 OKという直径100m前後の小惑星がニアミスしました。
万一2019 OKが地球に衝突していたら、都市一つが再起不能に陥っていただろうと考えられるほどの威力があります。
今回木星にぶつかった小惑星は2019OKかそれ以上の大きさですので、もし地球に衝突していれば大惨事不可避です。
木星は地球の11倍の直径を持つため格好の的になります。
さらに地球の318倍の質量を持つため、非常に強力な重力によって周囲の天体を引きつけています。
なので木星には地球の2000-8000倍という頻度で隕石が落ちているそうです！
今回は身代わりになってくれましたが、木星が地球に隕石をぶん投げてきているという説もあります。
ツンデレ木星のツンが来ないよう祈るばかりです！
ちなみに木星への隕石衝突は珍しくないもののそれを直接撮影できることは稀なので、今回も大きなニュースになっているわけですね。
地球から隕石の衝突を観測できる理由
そもそも木星はガス惑星でぶつかる地表などもないですが、なぜ地球から観測できる程の強い閃光を放ったのでしょうか？
それは木星の重力が強すぎるため、隕石の衝突直前には地球との衝突時の5倍くらいの速度にまで加速され、衝突時に凄まじいエネルギーを放つからです。
高いところから落下して水面に落ちると痛いように、木星のガスも高速でぶつかると爆発するんですね！
シューメーカーレヴィ
過去に木星に落ちた隕石として有名なのは、1994年に落ちたシューメーカー・レヴィ第9彗星が非常に有名ですね！
この彗星は衝突の2年前に木星に近付きすぎたせいで少なくとも21個の破片に砕かれていて、その報復として2年後の1994年に木星に相次いで衝突しました。
相次いで直径1㎞クラスの隕石がぶつかったことで、木星にはこのような衝突跡がくっきりと残りました。
なんとこの衝突跡、地球と同じサイズなんです！
ですが今回衝突した隕石はここまで巨大ではないので、木星表面に衝突跡が残ることはないそうです。
いかがでしたか？
木星への隕石衝突は数年に1度の頻度で観測されているので、生きている間にさらに大規模な衝突イベントが見られるかもしれませんね！
結論：誰か木星に衝突して派手な爆発を見せてくれ
Credit:ChappelAstro / Twitter
