どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「ω星団の超高画質画像」をお送りしていきます。
美しすぎる星々の姿をお楽しみください!
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ω星団ってどんな天体?
まずはω星団のことを簡単に紹介していきます!
ω星団はNGC 5139とも呼ばれる球状星団です。
球状星団は重力的拘束により恒星が球状に集まった構造を持つ天体です。
銀河系には150個ほどの球状星団があると考えられていますが、その中でもこのω星団は最大の球状星団です!
銀河系には150個ほどの球状星団があると考えられていますが、その中でもこのω星団は最大の球状星団です!
肉眼だとぱっと見普通の星のように見えますが、少し望遠鏡等で拡大してみるとただの星ではないことがわかります!単一の星ではなく星の集まりなんですね。
非常に明るく、17000光年離れているにもかかわらず視等級は3.9なので地球から肉眼でもみることができますが、残念ながら日本からだと位置が低く観測が難しいです…
明らかに周囲と比べて高密度で、なんと星々の間隔は平均0.1光年しか離れていないそうです!
プロキシマケンタウリの40分の1の距離に別の恒星があるイメージですね。
そんな超高密度の星団ですが、直径は150光年もあります。
その中には1000万個もの恒星が集っています!
その星々の質量を合わせると太陽の400万倍にもなります。
中心部に拡大していくと、何やら見慣れた光景が…
そうです。「ブラックホール被害者の会」ですね!
ω星団の中心にもブラックホールがあると考えられています!
このブラックホールの質量は太陽の4万倍ほどとされています。
これだけ重いですが、カテゴリーとしては「中間質量ブラックホール」です。中間…?(哲学)
ω星団は元々別の小さな銀河だったようです。
それが銀河系に捕らえられて、他の星々同様に銀河系の中心を公転するようになったと考えられています!
過去に起きた銀河系と他の銀河の衝突については別の動画でまとめているので、興味がある方は以下の記事からご覧ください!
超高画質画像
それでは、実際にω星団の実写画像を見ていきましょう!
どれだけ高画質であるのかというと、たったこの1枚で529MBもの容量をほこります!
なので画像を拡大しても…
どうでしょうか?これだけ拡大しても星々ひとつひとつがブレずに見えてしまうんですね。
上述の通り、ω星団は直径が150光年で、その中に1000万個もの恒星が集まっています。
ですのでこれだけ拡大してもたくさんの星が見えるのは納得ですね。
ただ、この画像の中に1000万個全ての星が映し出されている訳ではありません。
中には明るい星の光に隠れているものもあれば、赤色矮星のように星の明かり自体が弱くこれほどの精度で観測を行っても映し出すことができないものもあり、実際にはもっと多くの星が存在しています。
そう考えると、ω星団という構造がいかに神秘的で凄まじいものということがわかりますね。
先ほどの画像よりもさらに星々一つ一つの特色がはっきりと見て取れますね!
色鮮やかで本当に美しいです。
様々な色の星が写っていますが、色によって星が一生のどの段階にあり、どんな特徴をしているのかがわかります。
一番たくさんある白っぽい色をした星が、星の一生の中で一番安定した時期である主系列星という段階にある一般的な星です。
太陽なんかもこの段階にあります。
そして主系列星は寿命に徐々に近づいていくにつれて温度が下がりながら膨張していきますが、少し老いてきた星はこの写真ではオレンジ色の明るい光で見えます。
そしてさらに一生の終盤に差し掛かると、さらに膨張し温度が低下した赤色巨星という段階に入ります。
そのような星はこの画像では真っ赤で明るい光を放っています!
寿命が尽きた星は白色矮星という、高温で小柄な天体へと進化します。そのような天体はこの画像では青い小さい点として写されています。
では青く強い光を放っているのは何かというと、「青色はぐれ星(あおいろはぐれぼし)」という天体です。
このように色鮮やかで美しい画像が見れる、現代の天文学と観測技術の進歩に感謝ですね。
結論:一個くらい爆発させてもバレなそうだな…
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