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一等星で一番エネルギーが強いのは? ランキングTOP7!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「エネルギーの強い一等星TOP7」というテーマで動画をお送りしていきます。

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私たちが空を見上げた時、最も明るく見える星がエネルギーの強い星とは限りません。

その星が地球からどの程度離れているかによって私たちが明るいと感じる度合いも変化します。

また、恒星が放出するエネルギーの全てが人間の目で見える可視光として放出されているわけではないので、やはり見た目の明るさは必ずしもエネルギーの強さを示しません!

今回は距離に関係なく恒星が放出する本来のエネルギーの強さを表す指標である「光度」を元に、明るく見える一等星の中で本当にエネルギーの強い恒星TOP7ランキング形式で紹介していきます!

ちなみに光度は恒星の半径の2乗と温度の4乗に比例するので、大きくて温度が高いほどエネルギーが高くなります。

それらを比べながら見ても面白いかもしれません!

7位:スピカ(おとめ座α星)

視等級:0.97
距離:250光年
太陽光度:13,000

第7位はおとめ座のα星であるスピカです。

α星というのは、その星座の中で一般的には最も明るい星であるという事を示しています!

太陽と比較するとその質量は11倍、半径は7.8倍、表面温度は22000℃と非常に高温で真っ青に見えています。

その光度は太陽の13000倍にもなります!

ですがこのスピカは実はスペックの見積もりが2通りあって、低いスペックの方が正しければ、その光度は太陽の1700倍とベスト7から外れてしまう可能性もあるそうです。

6位:カノープス(りゅうこつ座α星)

視等級:-0.74
距離:310光年
太陽光度:13,000

第6位はりゅうこつ座のα星、カノープスです!

その質量は太陽の10倍程度、半径は65倍とかなり巨大でありながら、表面温度も7200℃程度とある程度高温です。

カノープスといえばなんと言っても、地球から2番目に明るく見える恒星として非常に有名です!

ただし日本からではほとんど見えないか、見えても暗く見えてしまうので、あまり馴染みのない恒星ではあります。

5位:みなみじゅうじ座β星

視等級:1.25
距離:280光年
太陽光度:35,000

第5位はみなみじゅうじ座β星です。

固有名のミモザで、星座のなかで2番目に明るく見えることを意味するβ(ベータ)が付けられています。

日本からだと見えないのであまり聞きなれない恒星ですが、21しかない1等星のうちの一つです。

質量は太陽の14倍、半径は8倍、表面温度は28000℃と超高温で、その光度は太陽の35000倍を誇ります!

4位:アンタレス(さそり座α星)

視等級:0.92
距離:550光年
太陽光度:10万

第4位はさそり座α星アンタレスです。

 

夏の南の空に見られ、赤く輝くことでよく知られる恒星の1つです。

その半径は太陽の600倍〜800倍あるとされ、これまででてきた明るい恒星をもはるかに凌ぐ恐るべき巨体です!

太陽よりはるかに大きな一方で、その表面温度は3300℃と、恒星の中では比較的低温の部類です。

とはいえあまりに巨大なため、太陽の10万倍もの光度を誇ります!

3位:ベテルギウス(オリオン座α星)

視等級:0.58
距離:640光年
太陽光度:12万

第3位は、オリオン座α星のベテルギウスです。

おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに、冬の大三角を形成しています。

 

もしも冬の大三角の星々を同じ位置に置いたらどうなる?

 

星座のなかで、最も明るいとされるバイエル符号のα(アルファ)が付けられていますが、星が最も明るくなる一部の極大期を除いて、基本的にβ星のリゲルより暗いです。

ベテルギウスは半径がアンタレスよりも大きく太陽の1000倍程度もあると考えられているので、地球からみたときの見かけ上の大きさが、640光年も離れているにも関わらず太陽を除いて最も大きい恒星という特徴も持っています!

その大きさは、もしベテルギウスを太陽系の中心に置いたとすると、火星の軌道を遥かに超え、木星軌道の近くまで達するほどです!

そんなベテルギウスのエネルギーは平均で太陽の120000倍誇ります。

ですが、最近急激に暗くなっていて、超新星爆発が間近なのではないかと囁かれていたり、非常に話題性の高い恒星となっています!

 

ベテルギウスが急激な減光!超新星爆発が間近か!?

2位:リゲル(オリオン座β星)

視等級:0.12
距離:860光年
太陽光度:12万

第2位はリゲルオリオン座β星です。

 

星座のなかで、2番目に明るいことを意味する符号βが付けられていますが、明るさの平均をとった場合はオリオン座α星のベテルギウスよりも明るいです。

リゲルは連星という特徴ももっており、リゲルはリゲルA、リゲルB、リゲルCの3つからなっています。

しかしリゲルAは、銀河系において肉眼で見える最も明るい恒星のひとつであり、B、Cの数百倍の明るさを誇るため、通常の望遠鏡ではBとCを観測するのは困難です。

そんなリゲル(A)の質量は太陽の20倍、半径は80倍、エネルギーは太陽の120000倍です!

1位:デネブ(はくちょう座α星)

視等級:1.25
距離:2700光年
太陽光度:20万

1等星の中でもっとも強い光度を誇る星ははくちょう座α星デネブです。

こと座のベガ、わし座のアルタイルとともに、夏の大三角を形成している、夏を代表する恒星の1つです。

質量は太陽の20倍、半径は203倍あり、その光度は太陽の196000万倍のエネルギーを誇ります!

この光度は夏の大三角を形成している星の中でも圧倒的です。

このように同じく夏の大三角を形成するベガとアルタイルと直接並べると、その差は歴然ですね!

ですが地球から見た明るさはデネブが一番暗いのです。

なぜなら、デネブは地球から2700光年も離れているからなんですね!

ベガは25光年、アルタイルは16光年とかですし、他の一等星を見てもデネブほど遠くにあると考えられているものはありません。

それだけ遠くから1等星に名を連ねている、恐るべきモンスター恒星でした!

 

結論:太陽「ここ居心地悪…」

 

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