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アンドロメダ銀河のヤバすぎる雑学4選!

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「アンドロメダ銀河にまつわる雑学4」というテーマで動画をお送りしてきます。

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Credit:Adam Evans

地球から250万光年ほど彼方にあるアンドロメダ銀河は、私達の属する天の川銀河から近い主要な銀河ということで、非常に有名で人気の高い天体です。

今回はアンドロメダ銀河にまつわるこのような4つの雑学について掘り下げていくので、ゆっくりお楽しみください。

とにかく大きい!

アンドロメダ銀河はとにかく大きな銀河です。

その直径は天の川銀河の2倍にもなる、22万光年と推定されています!

この巨大な領域の中に、実に1兆個もの恒星が詰まっていると考えられています。

その恒星の周囲にはさらに惑星や数えきれないほどの小天体が存在していると考えると、本当に途方もない規模の天体ですよね。

銀河はその強大な重力で近隣の銀河と引っ張り合い、銀河群や銀河団という銀河の集団を形成します。

天の川銀河もアンドロメダ銀河も局部銀河群という40個程度の銀河が集まった銀河群の一員ですが、アンドロメダ銀河はその中でも最大の銀河として知られています!

アンドロメダ銀河はこれほどまでに巨大なので、250万光年と地球から肉眼で見える天体の中では群を抜いて遠い位置にあるにもかかわらず、その実体は実に満月の56倍もの大きさで見えます!(もしも全部見えたらね)

こんな巨大なアンドロメダ銀河は観測によって天の川銀河に秒速100㎞以上の速度で近づいていることが明らかになり、今から45億年後には衝突し合体すると言われています。

合体後の銀河はさぞ巨大なんでしょう

巨大な球状星団G1がヤバイ!

天の川銀河の周囲には、幾万もの星が大量に集まり重力的に結びついて球状を成している「球状星団」という星団が、実に150個ほど発見されています。

Credit:NASA/ESA/hubble

一方さらに大きな銀河であるアンドロメダ銀河の周囲には、球状星団が実に460ほどあります!地球からでもその美しい星団の数々を見ることができるんですね。

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したアンドロメダ銀河の、なんと1枚で4.3GBにもなる超大容量画像が公開されています。

それを拡大して楽しむ動画も投稿しているので、以下の記事からぜひご覧ください!

4.3GB!?ハッブル望遠鏡が撮影したアンドロメダ銀河の写真がヤバイ…

そんな多数の球状星団を従えるアンドロメダ銀河の中でも、最大の球状星団が「G1」という球状星団です。

天の川銀河の周囲にも「ω星団」という1000万個の星々から成る直径150光年にもなる巨大な球状星団がありますが、G1はそれのさらに2倍もの明るさで輝いていると推定されています!

G1は局部銀河群で最も明るい球状星団であるとも言われています。銀河本体がナンバーワンなら、その球状星団もナンバーワンなんですね。

巨大な伴銀河も多数ある!

アンドロメダ銀河は非常に重く重力が強いので、その周囲に球状星団だけにとどまらずさらに巨大な星の集まりである銀河すらも携えています。

まるで恒星に対する惑星、惑星に対する衛星のような上下関係です!

アンドロメダ銀河には20個もの伴銀河が発見されていますが、その中でもM110M32という伴銀河は特に有名で、地球からでも比較的容易に観測できるそうです。

Credit:Adam Evans

最初に表示されていたこちらの画像の中央下にある銀河がM110で、中央上にある銀河がM32です。

M110では未発見ですが、M32ではその中心に超大質量ブラックホールが発見されていて、その質量は実に太陽の150万倍~500万倍にもなるそうです!

推定値が幅広いですが、天の川銀河の中心にあるブラックホールいて座A*が太陽の430万倍質量なので、それ以上に重い伴銀河に含まれている可能性もあるということになります!ヤバすぎますね。

銀河核が2つある!?

そして最後は、アンドロメダ銀河の銀河核のお話です。

アンドロメダ銀河の銀河核は、天の川銀河には見られない不思議な構造が見られることが明らかになっています。

Credit:NASA / ESA

アンドロメダ銀河の銀河核は、実は2つの明るい部分に分かれて構成されていることが明らかになっています!

左側の最も明るい部分はP1、その右のもう一つの部分がP2と呼ばれ、これらは4.9光年程離れています。

これらの2つの部分のうち、アンドロメダ銀河のちょうど中心部にあるのは実は暗い方のP2です。

P2の方には、太陽の1100万~2300万倍もの質量を持つ超大質量ブラックホールがあると見積もられています!

そのためP2こそがアンドロメダ銀河の中心核であると推測されますが、ではさらに明るいP1は一体何かというと、実はブラックホールを公転する星々が多数集まった場所であると考えると説明がつくそうです!

今表示中の画像右下のようにブラックホールの周囲を楕円型で星々が公転すると、ブラックホールから遠い地点ほど公転速度が遅まるので、まさにP1の地点で星の密度が高く明るい場所ができるというわけです。

ちなみにP2はブラックホールなので、青い光や紫外線など波長が短くエネルギーが高い電磁波で観測すると、P1よりもP2の方が明るく見えるのだそうです。

いかがでしたか?

アンドロメダ銀河は本当に興味深い銀河でしたね!

先ほども紹介しましたが、アンドロメダ銀河の超高画質画像を紹介した動画は当チャンネルでも3本の指に入るほどの人気動画なので、ぜひこちらもご覧ください!

4.3GB!?ハッブル望遠鏡が撮影したアンドロメダ銀河の写真がヤバイ…

結論:P1はブラックホール被害者の会だった

情報参照元:https://hubblesite.org/image/1746/category/10-black-holes

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