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2083年に大爆発!ベテルギウスよりも先に爆発する星、や座V星

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「生きている間にベテルギウス以外の爆発が見える!?」というテーマで動画をお送りしていきます。

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爆発といえばベテルギウスのイメージが強い方も多いのではないかと思います。

よく寿命が終わりに近づいていて、最期に超新星爆発を起こして散ると言われています。

特に最近はベテルギウスが過去に前例がないほどまで急激に暗くなっていて、本当に爆発間近なのではと囁かれています。

ベテルギウスが急激な減光!超新星爆発が間近か!?

ですがベテルギウスが爆発するのは宇宙規模では最近でも、数万年から数十万年も待たされる可能性も十分にあり得ます。

ですが私たちが生きている間にベテルギウスが爆発するよりさらに高い確率で派手な爆発現象を見せてくれそうな天体がありました!

爆発間近な天体:や座V

その星ははくちょう座とわし座の間にあるや座というマイナーな星座の中にある、や座Vです。

11等星と肉眼で全く見えない、超マイナーな星です。

や座V星は、重さが太陽の0.9倍の白色矮星と3.3倍の恒星から成る連星系で、約半日周期で公転しあっています。

研究チームがこの連星の1890年から約100年間の明るさを調べたところ、なんと当初の約10倍もの明るさになっていました!

物凄い増光度合いです。

ではなぜ明るくなるのでしょう?

実は2つの星は非常に近いため、恒星から白色矮星に向けて物質が流れ込み、白色矮星の周りに降着円盤を形成した後、白色矮星本体に落下しています。

この過程で大量の熱が生じて光を放ちます。

白色矮星が連星の星からガスを奪い取り、白色矮星表面に水素が十分にたまった際に核融合反応を起こし、爆発する「新星」と呼ばれる現象は他の白色矮星でも見られます。

新星の場合、物質は一定のペースで白色矮星に流れるので、明るさの変化は少なく、核融合反応が起きた瞬間に急激に明るくなります。

ですが、や座V星では、連星の距離が近づくことで白色矮星に物質が流れ込む量が急激に増えているので、核融合の瞬間以外でもここまで増光していると考えられています!

や座V星の場合、白色矮星の質量が増えて恒星の質量が減ると、白色矮星の重力が強まり、恒星のガスをとどめる力も弱まり、さらに恒星から物質を奪いやすくなります。

それに加えて、白色矮星の質量が増すと恒星の公転軌道が縮小し、さらに物質を奪うペースは日に日に増していきます。

ついには全ての物質が白色矮星に吸い取られ、最終的にはなんと中心に白色矮星の核を持つ一つの恒星に融合すると考えられてます!

や座V星の爆発はいつ、どのように見える?

増光のペースを計算すると、や座V星の2つの星は今から約60年後の西暦2083±16年に融合し、その際大量のエネルギーが恒星風のエネルギーに変換されて新星爆発を起こし、なんと一か月もの間夜空で輝き続けると考えられてます!!

現在のや座V星は望遠鏡を使わないと観測できない暗い天体ですが、爆発のピーク時には最も明るい一等星であるシリウスを追い抜き、地球の空で太陽、月に次いで明るい金星よりもさらに明るくなる可能性もあるそうです!

仮にベテルギウスが爆発すれば満月を超える明るさに輝き昼間でも明るく見えるそうなのでそこまでではないものの、人間の寿命の範囲内で高確率で爆発を起こしてくれそうなこのや座V星も、大いに注目に値する天体だと思います!

 

結論:ベテルギウスとや座V星、あなたはどっち推し?

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