どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「アニメ エヴァンゲリオンのセカンドインパクト」というテーマで動画をお送りしていきます。
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セカンドインパクトってどんな出来事?
もはや言わずと知れた国民的アニメで、この動画を見てくださっている方の中にもエヴァファンが多くいられるのではないでしょうか?
ちなみにキャベチは鬱系のアニメが苦手なのでエヴァは見たことがありませんw
ですので作品自体の知識がないのは申し訳ないですが、どうやら作中には「セカンドインパクト」というイベントが出てくるそうですね。
地球に火星サイズの巨大な天体が衝突し、衛星である月ができたきっかけであるとされる「ジャイアントインパクト」という衝突現象が実在しますが、これに匹敵する巨大な衝突現象という事で、セカンドインパクトという名前だそうです!
この出来事は後にゼーレという組織によって人為的に起こされたものだと作中で判明するそうですが、当初の設定だと「南極大陸に直径10㎝以下で質量が4.02×10^23kgの隕石が、光速の95%の速度で衝突した」というものでした。
ちなみに月の質量が約7.35×10^22kgなので、ぶつかった隕石は月の5倍以上重いのに10㎝しかないということになります。
実在する天体と比べると中性子星を超えるほどの凄まじい密度を誇ります!
そんなセカンドインパクトによって南極大陸は消滅し、それによる海面上昇で多くの沿岸都市が海中に沈み、南半球で20億人もの死者が出て、さらには地球の地軸すらも傾いて日本では四季がなくなってしまったそうです!
大惨事すぎる…
シミュレーターでセカンドインパクトを再現!
では実際にこの宇宙シミュレーター「universe sandbox 2」を使って、セカンドインパクトの当初の設定を再現したら一体どうなるのかを検証していきます!
直径が10㎝で質量が4.02×10^23kgの隕石を、地球に向けて光速の95%、つまり秒速約285000㎞という恐るべき速度でぶん投げてみたいと思います!
作中の大陸消滅や地軸の傾きどころではない悲惨な結末を迎えてしまった地球ですが、それもそのはず、この設定だと隕石の持つ運動エネルギーは桁違いに大きくなっています!
相対論の効果なしで考えると、運動エネルギーは質量と速度の2乗に比例します。
なのでいくら直径が10㎝とはいえ、質量が月の5倍以上ある時点で激ヤバなんですね。
さらにエネルギーは速度の2乗に比例するので、光速の95%という速度にもなるとそのエネルギーが途方もない大きさになることは容易に想像できます。
厳密に光速に近づくにつれてエネルギーを与えても速度が変化しにくくなるという相対論の効果を加味すると、エネルギーはさらに数倍上昇します。
結果的にこの隕石が持つエネルギーはなんと8×10^40J!!
これは世界中の人間が1年間で消費する電力の10^21年分、日本語の単位だと10垓年分です!
ほぼ永遠に電力不足に陥ることはなくなりそうですねw
そしていとも簡単に地球が滅んでしまいましたが、この隕石のエネルギーは地球3億6千万個を木っ端みじんに破壊できるほどのエネルギーでした!!
ちなみに作中では、衝突の15分前からこの直径10㎝の隕石を観測していたそうです。
15分前に物体から放たれた光は隕石が地球から34AU離れていた時に放たれたという計算になるため、海王星より遠い場所の10㎝の天体を見つけたという事に!
それだけの観測技術があればプラネット9超えてプラネット10も見つかるかもw
いかがでしたか?
本当にヤバすぎるエヴァの設定でしたが、実はこんなヤバ現象のさらに何千、何万倍もエネルギーが高い現象が超新星爆発やガンマ線バーストです。
そんなガンマ線バーストを地球にちょこんと当ててみた動画もあるので、ぜひ以下からご覧になってみてください!
結論:エヴァ << ノヴァ