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恒星の中心に中性子星が存在する奇妙すぎる天体【ソーン・ジトコフ天体】

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「内部に中性子星が存在する奇妙な恒星」というテーマで動画をお送りしていきます。

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この宇宙には奇妙な性質を持った天体と言うのがいくつも見つかっていますが、中にはなんと恒星の中心部に超高密度天体である中性子星が居座っている天体があるという仮説が立てられてたりしています!

恒星の中に中性子星!?

例えば太陽のような恒星と、中性子星から成る連星があるとします。

太陽のような恒星は寿命が近づくと徐々に膨張していくと考えられています。ちなみに太陽であれば最大で今の250倍の半径にまで膨張し、地球も飲み込むそうです!

そして膨張する過程で、相方である中性子星も内部に飲み込んでしまう、というわけですね!

恒星内部に一度入った中性子星は恒星のガスにぶつかって減速し、中心の核に数百万年かけて落ち込んでいくと考えられています。そして恒星の核と中性子星は融合し、質量が太陽の2.5倍程度を超えてしまうとブラックホールになり、それ以下で収まると晴れて恒星の内部に中性子星が残り続けます。

他にもいろいろな過程が考えられていますが、例えばこのような過程であれば恒星の中心部に中性子星が存在する奇妙な天体が誕生しそうですね!

このような天体を、「ソーン・ジトコフ天体」と呼びます。

ソーン・ジトコフ天体は実在した!?

恒星の中心部に居座った中性子星の表面温度はなんと1を超えるそうです!

これだけ高温になるために、ソーンジトコフ天体の中心部では通常の核融合の他に、この中性子星によって通常では起こり得ない核融合が起こります。

ソーンジトコフ天体は外から見ると通常の恒星のように見えると考えられていますが、他の恒星とは異なる物質が生成されることから、恒星から放たれた光を調査すると、通常の恒星と簡単に区別することができるそうです。

そんな仮定の下で、大きく膨張した赤色超巨星という分類の恒星から放たれた光を調査したところ、その中で「HV 2112」という恒星だけ明らかに他の恒星とは異なる性質を示していました!HV 2112は地球から19万光年彼方にある小マゼラン雲という私たちの住む天の川銀河の外にある別の銀河に存在しています。

HV 2112半径は太陽の916にもなり、放出エネルギーは太陽の10万倍を超えているそうです!

身近な星でいえばベテルギウスが非常に近いスペックを持っています。

ベテルギウスでも実は内部に中性子星を秘めていて、人間の目には違いが判らない、他の星とは異なる光を放っていると考えると、とてもロマンがあります!

とはいえこのHV 2112がソーンジトコフ天体であると確定したわけではないので、それが明確になるにはさらなる調査が必要です。

続報に期待しましょう!

結論:人も見た目だけでは判断できない

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