どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「木星の大赤斑突入シミュレーション」というテーマで動画をお送りしていきます。
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木星の大赤斑
地球の11倍もの半径を持つ太陽系最大の惑星、木星にある「大赤斑」は、木星の中でも特に有名な構造ですね。
これは木星版の嵐で、地球の嵐とは比較にならないほどあらゆる面でスケールの大きいものとなっています。
この大赤斑はなんと今から350年前以上も前から存在していたそうです!
西暦1670年、日本では江戸時代の前期にあたります。
それこそ数日で消える地球の嵐とは桁違いです。
その直径は1979年に探査機ボイジャーが木星に接近した際に求めた値では、地球の2倍もあったそうです!
ですが最近では地球の1.3倍程度にまで縮小していることが知られていています。
そして吹いている風の風速は約120-175m/sという強さにもなるそうです!
地球のどんな嵐よりも強い、まさに暴風です。
この風速は昔と比べて落ちている証拠がないので、大赤斑は小さくなっているとはいえすぐ消えるかは不明だそうです!
探査機ジュノーにより大赤斑の姿が明るみに!
そして2017年に探査機ジュノーが大赤斑を調査してからは、よりその詳細な情報を知ることができています。
ちなみにこれはジュノーが撮影した実際の大赤斑画像です。
ジュノーが撮影した木星の美しい姿を収めた超高画質画像をまとめた動画は、以下から併せてご覧ください!
そしてジュノーの調査から得られら情報をもとに、NASAは大赤斑の内部のシミュレーション映像も公開しているので、そちらも見ていきましょう!
この大赤斑は、木星の雲のてっぺんから約300㎞の深さにまで続いているという事が判明しました!
これは地球の海の50-100倍も深いという事になります。
そして潜り込んでいくほど、高温になっていることも判明しました。
シミュレーション内では220km程度の深さで500K(ケルビン)、230℃を超えることが示されています!
冷たい惑星のイメージから一転、灼熱の環境ですね…
いかがでしたか?
現在判明しているのはこのくらいまでですが、これからさらに大赤斑のこと、そして木星全体のこともより深くまで知ることができるでしょう。楽しみです!
結論:お赤飯が食いたくなってきたな