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肉眼で見える最も遠い星

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「肉眼で見える最も遠い星」というテーマで動画をお送りしていきます。

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夜空に輝く美しい星々は、明るいものから暗いものまでピンキリです。

肉眼でもたくさんの星々が見えますが、実際は見えるものはごく一部にすぎません。

ですが地球から肉眼で見えるからといって、その星自体が必ずしも地球から近い位置にあるとは限りません。

中には遥か遠方から強い光を放つことで、はるばる地球まで肉眼で見えている星もあります!

今回は地球から肉眼で見える星の中で実際の距離が特に遠い恒星について紹介していきたいと思います。

遠い星との距離はアバウト

まず本題に入る前に補足として言っておくと、遠い星との距離というのは完全に正確ではありません。

様々な測定方法で間接的に求められていますが、誤差が大きかったり出典元や観測方法によって情報が異なったりもします。

なので今回紹介する天体についても確実にこの距離であると確定しているものではないので、そこはご了承ください!

その前提のもと、現状特に遠いと考えられている星を紹介していきます。

スペースエンジン上の遠い天体

このスペースエンジンというソフトでは、星座の一員として選ばれている星を線で結び、その位置関係などを視覚的に捉えることができます。

地球に近い位置だとどこを見ても奇麗な星座の形をしていますが

地球から十分に離れると次第に星々の本当の位置関係が見えてくるようになり、地球から近いものから非常に遠いものまで幅広く星座の一角として選ばれていることがわかります!

星座の一角なのでもちろんこれらすべて肉眼で見えます。

そしてその中でも特に遠い2つの天体があります。オリオン座χ2と、さそり座ζ1です。

これらはシミュレーション上で地球から8000光年以上も離れています!

これらは45等星とそこまで明るく見える天体ではないですが、どちらも太陽の数十万倍、下手すると100万倍以上のエネルギーを放つ超大質量星のようです。

これだけ遠く離れていて肉眼で見えるだけありますね!

とはいえこれはスペースエンジン内での情報に過ぎず、情報出典元次第では距離が異なっていたりもします。

星座の一角の中で特に遠い天体を紹介しましたが、実際は星座で結ばれていない部分にも肉眼で見える星が存在しています。

それらも含めると、さらに遠い星が見つかっています!

肉眼で見える最も遠い星は?

肉眼で見える全ての星の中で最も遠いと考えられているのは、カシオペヤ座V509です。

地球からは5等星の明るさで見えています。

そしてこの恒星の肝心の距離は、実に16000光年だそうです!

ただ非常に誤差が大きく、大体11000光年~27500光年の間の値ということです。どのみち非常に遠いですけどね

このカシオペア座V509星は黄色極超巨星というかなり珍しいタイプの星に分類されます。

これは元々大質量で高温で青く輝いていた恒星が、年を取り低温化して膨張し、最終的に赤色超巨星へと進化する間の段階です。

現在のカシオペヤ座V509星は温度が7600℃程度、半径が太陽の400もあると考えられています。

太陽より高温な上圧倒的巨体、迫力が違います!

実はこのカシオペヤ座V509星は変光星として知られていて、1976年には太陽の910倍もの半径にまで膨張し、明るさが極大になっていたと考えられています!

当時のカシオペヤ座V509星のエネルギーの強さは、実に太陽の40万倍にもなっていたとか!

これだけ遠くから見えるだけあり、とてつもない星ですね。

ちなみに最大状態のカシオペヤ座V509星を太陽の位置に置くと、火星まで丸呑みしちゃいます!

それより遠い天体も焼き尽くし、最終的には重力で引きつけて飲み込んでしまいます。恐ろしい子

地球がこの天体を適温で公転するには、元の地球よりも630倍も主星から離れる必要があります。

元の太陽系惑星たちが遥か内側に見えるほど遠い世界です。

結論:カシオペヤ座V509星「シリウス?ああ、地球から近いだけの雑魚ね(笑)」

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