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ベテルギウスの方角から正体不明の重力波を観測!爆発の予兆か!?

どうも!宇宙ヤバイチャンネル中の人のキャベチです。

今回は、「ベテルギウスの方角から重力波を検出」というテーマで動画をお送りしていこうと思います。

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ベテルギウスといえば、オリオン座の右肩の位置にて、赤く輝く一等星です。

超有名なオリオン座の一角だけでなく冬の大三角の一角も担う、まさに冬の夜空を代表する星です。そしてベテルギウスは質量が大きく、さらに太陽の1000倍の半径という特大サイズまでに膨張していることから、その一生の末期段階に差し掛かっていて、あと少しで超新星爆発という大爆発を起こすのではと囁かれていました。

そんなベテルギウスが去年の末から現在にかけて過去に例を見ないほどにまで減光していて、「ひょっとして超新星爆発が間近なんじゃないか」と非常に話題になっています。

ベテルギウスが急激な減光!超新星爆発が間近か!?

そんなベテルギウスの方角から正体不明の重力波が届いたという事で、科学者たちも興味を惹かれているようです。

今回はそんな正体不明の重力波について掘り下げていきます!

重力波とは?

ではそもそも重力波とはいったいどんな現象なんでしょうか?

重力波とは、重力によって曲げられた時空のゆがみが、波として光の速さで伝達される現象のことです。重力波は実はどこでも発生していて、例えば太陽に対する地球の公転運動でも発生しています。

ですがあまりに重力波が微々たるものすぎて、観測できないんですね。

なので重力波が観測できる現象は、おもにブラックホール中性子星の連星による衝突現象や、太陽の8倍以上ある重い星の最期に起こる超新星爆発など、周囲への重力的な影響が非常に強い天体現象によるものに限られてきます。

それでもその振動の幅は地球と太陽の距離1.5億㎞に対してもわずか水素原子1つ分というとても小さな幅でしかなく、観測が非常に困難です。

それだけ観測困難な現象なので、2015年の9月に人類史上初めて重力波を観測できた際は特大のニュースとなっていましたし、そのわずか2年後の2017年には、観測に貢献した研修者3名にノーベル物理学賞が授与されています。

ベテルギウスの方から来た正体不明の重力波

アメリカのレーザー干渉計重力波観測所が観測したデータによると、今回届いた謎の重力波はベテルギウスの方角から届いていることが判明しました。これまでこの観測所が検出した重力波はすべて、2つのブラックホール同士の衝突や、中性子星の合体などに関連するものでした。

ですが今回の観測は 「前代未聞の種類の波」だったのです。

ブラックホールの衝突でも中性子星の衝突でもない他の現象による重力波となると

先ほど挙げた主な発生源の例では、あとは超新星爆発による重力波しか残されていませんね。

先述の通りベテルギウスが過去に例を見ないほどの急激な減光を見せていて、なんと2等星の明るさにまで暗くなっていることから、爆発の期待度合いはここ最近急激に高まっています。

一応ベテルギウスは元々変光星なので減光すること自体は珍しくもないのですが、ここ最近の激しさは明らかに異常ということで、大きな話題を呼んでいるんですね。しかも超新星爆発が発生する前の段階のメカニズム的にも、星が急激に収縮して一度暗くなるタイミングがあるそうです!

なので減光するという現象自体、爆発を大いに期待させるものなんですね。

そんな中にドンピシャの方角から超新星爆発由来の重力波が届いたとなると、何も期待しない方が難しいですよね!

ベテルギウス由来のものではないかも?

ですが、天文学者のアンディ・ハウエル氏によると、今回発見された重力波バーストがあまりにも短いため、残念ながらベテルギウスの爆発が原因ではない可能性も高いということです。

そして、太陽の8倍以上の星が超新星爆発を起こすとき、同時に大量のニュートリノを放出すると言われてています。

ところが、今回の観測では大量のニュートリノは検出されておらず、重力波がベテルギウスによるものであるとは断定できないのが現状となっています。

現在、天文学者たちはこの重力波が発生した本当の原因を探っているところです。

どのみち数日から数週間のうちに詳細が明らかになるとのことなので、続報に期待です!

結論:重力波「ベテルギウスの方角から来ました^^」

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