どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「ブラックホールのヤバすぎる雑学4選」というテーマで動画をお送りしていきます。
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目次
色々なヤバイ天体たちがたくさんある宇宙。
その中でもブラックホールは最もヤバイ天体と言っても過言ではないかもしれません。
それだけ宇宙一不思議な天体ブラックホールについて、より詳しくなれるヤバすぎる雑学を4つ紹介します!
①密度が無限!?
ブラックホールは、太陽の30倍以上重い恒星がその一生の最期、超新星爆発を起こす際に中心部に残るとされる天体です。
太陽の30倍以上も質量が重い恒星だと、超新星爆発時にその強すぎる重力によって恒星の核が圧縮され続け、永遠に圧縮は止まらず、ついには特異点と呼ばれる体積0の1点に全物質が集中してしまいます。
宇宙には白色矮星とか中性子星とか、超高密度の天体がありますが、ブラックホールは特異点という一点に全質量が集まっているため、あえて密度を表すなら無限大!!
この特異点のために、ブラックホールにはその他にも奇妙な現象がたくさん起こります…
②内部の様子は絶対にわからない!?
特異点付近では重力も無限大に強くなり、そこからは何も逃れられませんが、特異点から離れるにつれて徐々に重力が弱まっていき、ある程度離れるとこの宇宙の最高速度である秒速30万㎞の光速なら逃れられるようになります。
特異点に距離が近く光速で逃れられないほど重力が強い領域を外側から見ると、そこからは光すらも出てこれないのでこのように真っ黒に見えると考えられています!
この特異点を中心に黒く見える球面を事象の地平面(地平線)と呼びます。
光速は宇宙の最高速度なので、光速ですら抜け出せないほど重力が強い事象の地平面の中に入れば最後、そこから出てくる術はもう存在しません!
物質はもちろん、光速で移動する電波などのあらゆる情報すらもです。
事象の地平面の中の情報は絶対にわかりようがないので、外の世界とは完全に分断されています。
なので、この中で何が起きていようと外の世界には全く関係がありません。
特異点の重力無限大とか密度無限大とか想像すらできないし、もしかするとその理屈自体が間違っているかもしれませんが、ブラックホールの中と外では世界が分断されているので、その中がどんな世界だろうが外にいる私たちは無視できます!
③巨大なブラックホールは中で生きられる!?
ブラックホールの事象の地平面の中は極限の世界ですが、実は巨大なブラックホールであれば、事象の地平面に入ってもしばらくは生きていられるんだとか!
なぜなら中心の特異点からの距離がまだ遠いからです。
例えば足から特異点に近づいたとします。
この時足にかかる重力と頭にかかる重力で大きな差が生まれます。
その差により、人体は引き延ばされてスパゲッティーのようになってしまうと考えられているんですね!
つまり特異点に近いと必ず死にます。
質量が太陽の数倍程度しかない小さいブラックホールだと、事象の地平面の半径が数㎞とかなり小さいため、事象の地平面に入る前から特異点との距離が近くなり、飲み込まれる前からスパゲッティーになれるわけです。
ですが質量が太陽の数億倍にもなる超大質量ブラックホールの場合、事象の地平面の半径は数億㎞単位になるので、事象の地平面に入る前だと特異点から十分に距離があるため、中に入ってもしばらくは生きていられるそうです!
とはいえ巨大なブラックホールでも特異点に近づくにつれて頭と足先の重力差が強くなっていき、最終的にはスパゲッティーにされてしまうので、結局はブラックホールには近づかない方が身のためですw
④宇宙に無数に存在する!?
これだけ極端で宇宙一ヤバイ天体と言っても過言ではないブラックホールですが、実は宇宙にはブラックホールが途方もないほどの数存在していると考えられています!
まず私たちの属する銀河である天の川銀河の中だけで、ブラックホールが数億個という単位で存在しているという研究結果もあります!
特に天の川銀河中心部にある「いて座A*」というブラックホールはその質量が太陽の430万倍もある、超大質量ブラックホールなんですね!
そして天の川銀河のような銀河が観測可能な宇宙には数兆個という単位で存在しているともいわれていて、それらの中心にはほぼ漏れなくいて座A*のような超大質量ブラックホールが居座っていると考えられています!!
中には太陽の数百億倍もの質量を持つモンスターブラックホールまで発見されていたり…
ヤバすぎるブラックホールが無数にある宇宙はやはりヤバイ!
結論:ブラックホールに入ったことある方の感想待ってます!