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第二の地球!?火星と地球の類似点5選

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「火星と地球の類似点5選」というテーマで動画をお送りしていきます。

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火星はよく地球と似ている惑星として取り上げられます。

人類移住計画の対象としても、真っ先に候補となるのは月でもなく他の惑星でもなく、火星です。

では火星と地球にはどんな類似点があるのでしょうか?

今回は主な類似点を5つ紹介していきます!

1日の長さがほぼ同じ

1つ目の類似点は、火星の一日の長さが地球とほぼ同じである事です。

火星の自転周期は24時間と37分なので、ほぼ地球と同じような1日の長さとなっています。

他の岩石惑星である水星が58日、金星が243日、ガス惑星は住むことがまずできませんが、どれも地球よりずっと短い周期であることを考えると、いかに火星の自転周期が地球に近いかがよくわかります。

1日の長さはその惑星で快適に暮らすのに重要な要因の一つなので、こういった面では火星は人類にとって比較的過ごしやすい環境を持っていると言えそうです!

四季がある

2つ目の類似点は、火星にも地球同様四季がある事です。

火星の自転軸は公転面に垂直な方向から25.2°傾いています。

地球は23.4°傾いているので、傾き度合いも非常に近いです。

 

そのため地球と同様に、火星も太陽に対する現在地次第で季節が決まります。

火星の公転周期は687日と地球よりもかなり長めなので季節の変化はゆっくりですが、四季を味わえるメリットは大きいですね!

火星の極圏は地球と同様太陽光を浴びにくいため、固体の氷と二酸化炭素の混合物で覆われています

これは極冠と呼ばれる構造ですが、地球でも氷で覆われた極冠が見られますね。

また地軸の傾きが地球と近いため、火星の極圏では太陽が一度も沈まない白夜や、一度も昇らない極夜も見られます。

これも地球の極地で見られる現象ですね!

地形や気候に類似点が多い

3つ目の類似点は、火星の地形や気候が地球と似ていることです。

こちらの映像は、現在火星表面で移動しながら探査を行っている探査機キュリオシティが撮影した、1枚で2.2GBにもなる超高画質パノラマ写真となっています。

この画像内には地球の砂漠とよく似た地形や、山なども映っています

事前情報がなければ一見では地球か火星か見分けがつかないほどです!

自分でダウンロードしようとすると2.2GBもあり非常に見にくい仕様となってしまっていますが、NASAの公式ページにて、キュリオシティが撮影したパノラマ画像をダウンロードせずに見ることができます。

もし興味がある方は、下記の公式ページへのリンクから、遊びに行って画像を弄ってみるのも面白いかもしれません!

NASA公式のキュリオシティ関連ページ:https://mars.nasa.gov/resources/curiositys-1-8-billion-pixel-panorama/

Credit: NASA/JPL/University of Arizona

そして火星の気候には地球と似たものもあります。

例えば火星表面では大規模な「つむじ風」が起こる事が知られています。

これも微量ながら火星に大気があるために起こる、地球と似た現象の一つです。

地震が起きる

4つ目の類似点は、地震が起こる事です。

火星の表面一か所に待機し続け、火星の内部の探査を行う探査機インサイトは、2019年4月に初めて火星の地震=火震を検知しました

それ以来なんと1日に平均1回以上という高頻度で火震を検出し続けて、その累計回数はこれまでに450回を超えています!

Credit:ESA

そして火星では地球と似たような活断層が見られます

特にケルベロス地溝帯と呼ばれる活断層では、そこを震源とする大きな地震がたくさん見られました。

火星の地震は最大でマグニチュード4程度と地球と比べると穏やかですが、それでも惑星が活発に活動をしているという意味では地球を彷彿とさせますね!

水がある

そして最後の5つ目の類似点は、火星の表面に水が存在することです!

火星の極冠には豊富な氷が存在しています。

それ等を溶かし、不純物を取り除くことによって人間が使える水を調達することができると考えられています。

さらに年に数日だけとはいえ、季節によっては地表にある氷が解けて、液体の水が存在する期間もあるそうです!

ここまで来ると本当に地球みたいですね。

そして最近の研究によって、火星の北極や南極の極冠の地下にも、極冠に匹敵する量の氷の層が連なっていることが明らかになりました。

しかも地下の方には、氷ではなく液体の水の状態で存在している可能性もあるとか火星は想像以上に
私たちのような生命の源である水に恵まれている惑星だったんですね。

ただし基本的に相違点の方が多い

ここまで火星のいい所ばかり話してきましたが、実際地球との類似点はあるものの、相違点の方が遥かに多いと言えます。

例えば重力が地球の3分の1程度しかありません。

確かに移動は楽になりそうですが、これによって健康上の問題が発生しないとは言い切れません。

また、表面の平均温度が-43℃、最低温度は-140℃と地球と比べると圧倒的に極寒の世界となっていることも大きな違いの一つです。

大気が薄いために気圧が低く酸素も薄い上、磁気圏も弱いので有害な太陽風や宇宙線を防ぎきることができないため、常に防護服や呼吸器具を付けたままの生活を送ることも余儀なくされます。

さらには火星の公転軌道が地球よりも大きな楕円型を描いていることから、時期によって太陽から受けるエネルギーの差が大きく異なるのも大きな不便です。

移住計画の行き先に火星が選ばれたのも近場の中ではまだマシだからという程度で、太陽系の外にまで目を向ければより地球に環境が似ていそうな惑星はたくさん見つかっています。

地球との類似性を表す一つの指標として「地球類似性指標(ESI)」があり、この数値が1に近い程地球に似ていることを示していますが、火星のESIは0.7程度です。

ちなみに既知の惑星で最高は0.95というものがあります。

なので人類が火星に向かったとしても、その先の課題は山ほど残っています。

ですが距離のことも考えるとやはり火星が第二の地球の筆頭候補となるので、今後の火星がより人類にとって居心地の良い場所になることに期待です!

結論:お金を稼いで火星に行こう!?

サムネイル画像クレジット:NASA/GSFC

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