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冥王星探査機ニューホライズンズが残した偉業と残されたミッション

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回のテーマは「冥王星探査機ニューホライズンズ」でお送りしていきます。


目次

探査機ニューホライズンズとは?

ニューホライズンズは2006年に打ち上げられた、人類初の太陽系外縁天体をターゲットにした探査機です。

打ち上げ時の地球に対して16km/sという速度は、未だ破られていない人類史上最速記録です!恐ろしく速い探査機、俺でなきゃ見逃しちゃうね。

そしてそのスピードのまま9時間で月軌道(地球から約38km)を通過、13ヵ月後に木星に到達。史上最短で月と木星に到達しました。

さらにただでさえ超絶速いニューホライズンズですが、木星でスイングバイしてさらに約4km/sも速度を上昇させ、冥王星へと向かいました。

その結果無事冥王星へとたどり着き、人類に新たな大発見をいくつももたらしてくれました。その中でいくつか目立ったものを紹介していきます。

ニューホライズンズの成果

冥王星の詳細な地形の発見

まず至近距離で冥王星とその衛星を直接高画質で撮影したことで、これらへの認識が大きく変わることになります。

特にこの冥王星表面でハート形をしたスプートニク平原と呼ばれる巨大な窒素の氷河はとても大きな発見でした。

この地形は1000kmという広大な範囲にわたっており、なんと太陽系で発見されている中でも最大の氷河となっています。

そしてこの氷河は年齢が1000万年未満と比較的新しく、冥王星が実は地質活動が活発な「生きた星」であると判明しました!

衛星カロンの詳細な地形の発見

同時に衛星のカロンも活動していることがわかり、さらに冥王星同様不思議な地形も確認されました。

それはカロンの極地にあるこのように黒ずんだ地形で、ここでは冥王星から飛んで来た物質が堆積するという不思議な現象が起こっていると考えられています。

冥王星とカロンの距離はなんとわずか2kmしか離れておらず、地球と月の38kmと比較しても相当な近距離です。

冥王星から見るとカロンは地球からの月の7倍近くも大きく見えます!これだけ近いからこそ、冥王星からの物質が堆積するという現象が起きているのですね。

冥王星の大気の意外な色を発見

さらに冥王星を通過し離れると、そこには青く光る冥王星が映っていました。

冥王星の大気が青いことも新たな大発見です。こんなものは実際に冥王星まで行ったニューホライズンズにしかわかりません。

??ーリン「冥王星は青かった!」

冥王星探査を無事終えたニューホライズンズですが、実はまだミッションは続いています。

冥王星通過後そのまま2014 MU69(別名ウルティマ・トゥーレ)という外縁天体へと向かっており、201911日に到着する予定です。

ウルティマトゥーレに到達すれば人工物が届いた史上最遠の天体の記録をさらに更新することになります。最遠の天体での新たな発見に期待せざるを得ない!

結論:来年の正月はニューホライズンズを見とけよ見とけよ~

 

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