どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は、「太陽系で最も巨大な天体が見える天体はどこ?」というテーマで動画をお送りして行こうと思います。
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目次
私たちの住む地球から夜空を見ると、ひときわ目立って見える天体が月です。
ですが太陽系の他の天体まで視野に入れると、地球から見た月とは比較にならないほど巨大な天体が浮かぶ大迫力の夜空が楽しめる天体がありました!
天体が大きく見える条件とは?
地球から38万キロ離れた月を地球から見るとおよそ0.5度の大きさで見えます。
反対に、月から地球を見ると、およそ2度くらいの大きさで見えます。
また、月よりもずっと遠くにある太陽を地球から見た場合も約0.5度です。
これは、太陽は月よりもずっと大きい為、地球からだと同じ大きさに見えるのです。
天体が巨大に見えるためには、天体の近くに存在していること、そして見える天体の実際のサイズが大きいことが条件に上げられます。
ド迫力の夜空が見える天体3選!
では実際に夜空に超巨大でド迫力な天体が浮かんで見えるのはどこなのでしょうか?
真っ先に思い浮かぶのは、巨大な惑星の近くを公転する衛星ですね!
太陽系の中で衛星を持つ惑星は水星と金星を除く地球から海王星までの6つの惑星が知られていますが、その中でも特に大きく見える天体を3つ紹介しようと思います。
フォボス
まず最初に紹介するのは、火星の衛星フォボスです。
火星はフォボスとダイモスという2つの衛星を持っており、内側に位置するフォボスはなんと火星から9000キロしか離れていません。
これは、現在知られている限り最も惑星の近くを公転する衛星なので、惑星のサイズが地球の半分程度しかなくても、見かけ上大きく見えるんですね!!
では、フォボスから火星を見てみましょう。
めちゃくちゃ綺麗ですね…、ものすごい大きさで見えています。
遠くにあるのが太陽ですぐそばにあるのがフォボスです。
時間を経過させても、フォボスから見える火星の位置は変わりません!
これは潮汐ロックによるもので、火星の重力によってフォボスは常に火星に対して同じ面を向いているんです!
地球と月の関係と同じですね。
フォボスは火星にあまりにも近いため、後5000万年もすると火星と衝突してしまうのではといわれています。
その時、フォボスからは火星は更に大きく見えることでしょう。
パン
次に紹介するのは、土星の衛星パンです。
パンは、82個ある土星の衛星のうち最も内側にある衛星で、土星の環の中にエンケの隙間と呼ばれる隙間を作りながら公転しています。
パンの形は赤道部分が大きく膨らんだ、まるでメロンパンのような形をしていることが分かっています。
パンは土星から13万4000キロの距離を公転していて、これは地球と月の距離のおよそ3分の1ほどです。
フォボスと比べると遠くにあるように感じられますが、土星が巨大な惑星であるために、パンから見た土星は、フォボスから見た火星以上に大きく見えるわけです。
では、パンの表面に降り立って実際に土星がどう見えるか確かめてみましょう!
本当に綺麗…、土星のリングも見えるのがいいですね。
今回は潮汐ロックはされてないようです、土星が大きさの割にスカスカであることに関係があるのでしょうか…。
メティス
では最後に、木星の最も内側を公転する衛星を紹介します。
木星は直径が地球の11倍、質量が地球の320倍もある惑星で土星に次ぐ79個の衛星を持つことで知られています。
その中で、木星の最も近くを公転する衛星は「メティス」と呼ばれる衛星です。
メティスは、木星から12万8000キロしかはなれておらず、木星の周りをわずか7時間5分で公転しています。
木星の自転周期は9時間55分なので、なんと木星の自転より早く公転しています。
そして、メティスから見る木星は、太陽系で一番大きく惑星を観測できる衛星なのです。
さて、メティスから木星を見てみましょう。
他の星が見えないほどに、視界いっぱいに木星が…
今回は、潮汐ロックが起きています!
このときの見た目の大きさは、なんと66.2度!
地球から見た月の大きさが0.5度ほどですので、その見た目の大きさはなんと121倍にもなります!!
こんなにも巨大な天体が見える夜空は、さぞ迫力があって美しいでしょう!
結論 人間「満月大きいなあ」
メティス「ぷっ(笑)」