どうも! 宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回の主役はこちらの「冥王星」です!
冥王星はかつては惑星の括りでしたが、今から10年以上前に準惑星に格下げされてしまいました。
惑星を「水金地火木土天海冥」と覚えていたのが記憶に新しいです。
格下げ事件が10年以上前とか軽く◯にたくなるな…
今回は冥王星が準惑星になった経緯・理由について振り返っていこうと思います!
目次
冥王星は他の惑星とは異なる点が多い
まず冥王星というのは、他の惑星たちとは異なった部分を多く持つ天体であることが徐々に判明していきました。
公転軌道が異なる
(画像出典:国立科学博物館)
例えばこの公転軌道、他の惑星が綺麗な円形に近いのに対して冥王星は明らかに楕円形です。
さらに公転軌道面も他の惑星と比べて明らかに傾いています。
このように軌道面でかなり他の惑星と隔たりがありました。
大きさが異なる
さらに冥王星は他の惑星と比較してとても小さいです。
現在惑星で最も小さい水星の半分以下の大きさしかありません。実際に比べてみると差が一目瞭然ですね。
当然他の惑星と比較すればより小さく思えます。
あっ()
似た天体が次々と見つかる
そして1990年代に入ると次々と海王星の外側を公転する太陽系外縁天体が見つかります。
中にはセドナやエリスなど冥王星と同程度かより大きい天体すら発見されるようになります。
こうなると惑星と呼んで良いのかはっきりしない天体が増えてきたので、惑星を次のように明確に定義することにしました。
1…太陽の周りを回っている
2…自身の重力で球形を保っている
3…その軌道周辺で圧倒的に大きく、近い大きさの天体が存在しない
これらは水星から海王星までは全て満たしていますが、冥王星や他の外縁天体は3を十分に満たしているとは言えませんでした。
そこで1.2のみを満たし3を満たさない天体を指す新たなカテゴリー「準惑星」が作られ、冥王星は惑星から準惑星に格下げされました。
また最新の研究によると、冥王星が降格し空いた第九惑星の座に新たに降臨しそうな天体プラネット・ナインが存在する可能性が高いとされています。
プラネットナインについては以下の記事でも主題として取り上げているので、興味のある方は是非そちらもご覧になってください!
いかがでしたか? 冥王星が惑星じゃなくなるなんて初めて聞いた時は世間で大ニュースになっていましたが、裏でこんな事情があったとは…
結論:さっきの水星の件は本当にすまんかった
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