どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「太陽が4つも存在する惑星」をテーマにお送りします。
目次
太陽は必ず一つ、これって本当なの?
私たちの住む地球、いや、それ以外の全太陽系惑星でも、太陽は一つしかないというのが常識ですよね。
ですが太陽系から一歩外に踏み出せば、その常識すら簡単に覆されてしまいます。
例えば太陽系から4.3光年ほど離れた一番近い恒星系であるケンタウルス座α星でも、これらは3連星なので、そこにある惑星から見れば3つの太陽があるように見えます。
一般的に複雑な連星系ほど惑星が安定した軌道で公転しにくいですが、こんな身近な三重連星系でも2つの惑星が見つかっているんです。
そしてさらに、太陽が4つもある惑星も見つかっています!
太陽が4つ!?
それは地球から130光年離れたところにあるこちらのおひつじ座30番星Bbという太陽系外惑星です。
簡単にこの惑星が属する恒星系の構造を紹介します!
まずこの惑星は、おひつじ座30番星Bという太陽の1.1倍重い恒星の周囲を公転しています。
そしてこの恒星はおひつじ座30番星Cという、太陽の質量の半分程度の赤色矮星と連星を成しています。
さらに遠くまでズームアウトすると…
おひつじ座30番星Aという恒星が見つかります!
このAの方にもっと近づいてみましょう。
なんとおひつじ座30番星Aはおひつじ座30番星Aaとおひつじ座30番星Abからなる2連星でした!
Aaは太陽の1.3倍重く、Abは0.4倍ほどしかありません。
ということでこの恒星系には4つの恒星が属していました。
ちなみに先ほどの惑星からこのA連星までは900AU(1AU=地球と太陽の距離≒1.5億㎞)離れています。
太陽と海王星までで30AUほどなのでこれは遠い距離ですが、地球から最も近い太陽以外の恒星プロキシマケンタウリまでは27万AUほど離れているので、それと比べると近所ですね。
太陽が4つの惑星から見る景色
では最後に惑星に降り立ちそこからの景色をみてみましょう!
ちなみにこの惑星のサイズは木星ほど、質量は木星の10倍近くあると考えられています。
惑星の中に入ると綺麗な青空が広がっていました!
なおこれは想像図であり、本当に空がこう見えるかは不明なのでご了承ください。
そしてこのようにしっかりと4つの太陽(AaとAbは肉眼ではわからない?)が見えます!
ですが一度に4つの太陽が見えるのは稀で、全ての恒星が同じ方角に並んだ時しか見ることができません。
この時、もしかしたら3つの影ができる珍しい光景が見れるかもしれませんね。
結論:太陽系も無理矢理連星系にしようかな
※木星の質量を増やして恒星にした動画を以下の記事にて記載しています、ぜひ合わせて見てみてください!