どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は、「最強の星座!オリオン座がいかに凄いかまとめてみた」というテーマで動画をお送りしていきます!
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ギリシャ神話の登場人物オリオンをモチーフとし、冬を代表する星座として有名なオリオン座。
その特徴的な形から簡単に見つけることができ、誰しもが冬の夜空で見かけたことがあるのではないでしょうか?
そんなオリオン座ですが、実は構成する星たちがものすごくハイスペックで最強の星座、なんて言われているんです!
それでは、オリオン座を構成するハイスペックな恒星たちを紹介していきましょう!
目次
オリオン座α星 ベテルギウス
まず最初に紹介するのは、オリオン座α星ベテルギウス。
言うまでもなく、ハイスペックな恒星ですね。
オリオン座の右肩に位置するベテルギウスは1等星で、オリオン座を構成する星の中で2番目に明るい恒星です。
また、赤色超巨星という最も巨大な恒星のカテゴリーに分類され、その直径は太陽の1000倍近くにもなります!
実際に並べてみると、圧倒的な差がありますね!
ベテルギウスを現在の太陽の位置に持ってくると、火星の公転軌道を丸々飲み込んで木星の公転軌道に達する勢いです!
さらに、ベテルギウスを語る上で外せないのが超新星爆発です。
ベテルギウスは恒星の進化の末期段階にあり、いつ爆発してもおかしくないと言われています。
もしかしたら、ベテルギウスの超新星爆発でオリオン座の姿が変わってしまうかもしれません。
今のうちに目に焼き付けとこう!?
ベテルギウスは冬の大三角の一角も担っています。
冬の大三角はベテルギウスの他にシリウス・プロキオンで構成されていますが、これらの星々は実際にはどれくらいの大きさでどれくらいのエネルギーなのでしょうか?
比較してみましょう!
まずはシリウスです。
直径が太陽の1.7倍程度と3つの中では最も小さいですが、太陽の25.4倍もの強いエネルギーを放っています。
次にプロキオンですが、直径は太陽の2倍ほどで、エネルギーは太陽の7.7倍ありますが、シリウスの3分の1以下です。
では、最後にベテルギウスです。
直径が太陽の1000倍近くもあるため、そのエネルギーは太陽の10万倍以上!規格外!!
これだけ異次元に大きいので、エネルギーが桁違いなのも納得ですぅ~。
ベテルギウスはもはや、冬の星空の主役と言っても過言ではないでしょう!!
オリオン座β星 リゲル
次に紹介するのは、オリオン座β星リゲルです。
リゲルもベテルギウスと同じく1等星で、オリオン座を構成する星の中で最も明るい恒星です。
オリオン座の左の膝に位置し、表面温度は12000℃と非常に高温で、このように青白く輝いています!
直径は太陽の約80倍もあります!
さらに、リゲルを語る上で外せないのがその強大なエネルギーです。
恒星の放出するエネルギーは、温度の4乗と半径の2乗に比例します。
リゲルはそのどちらもかなりの高水準なので、エネルギーは地球から肉眼で見える星ではトップクラスです。
具体値にすると、太陽の12万倍!!
ここまで、そのハイスペックぶりを見せつけてきたリゲルですが実はまだ秘密があるんです!
リゲルはリゲルA,リゲルBa,リゲルBbから成る三重連星系でした。
先ほどまで紹介していたものがリゲルAです。
リゲルBa,リゲルBbもそれぞれ太陽の3,8倍、2,9倍の質量を持つかなり高スペックな恒星です!
しかしリゲルAがあまりにも明るすぎるため、地球から見える光はほとんどがリゲルAによるものなんだそうです。
Aがどれだけヤバいのかがわかりますね。
21個しかない一等星のうち2つを含み、しかもそれら二つとも元がハイスペックな恒星なのが、オリオン座のすごいところ!
まだまだいるよ、ハイスペックな星や星雲たち
さらに、オリオン座の左肩にはベラトリックス、右の膝にはサイフ、ベルトの部分には、左から、ミンタカ、アルニラム、アルニタクが並びます。
これらの星は全て2等星です!
これらの星々は地球から遠く離れているだけでスペックはリゲルやベテルギウスにも劣らないものばかりで、中でもε星アルニラムは肉眼で見える中で最強の恒星と言われています!
また、オリオン座内にはオリオン大星雲、と呼ばれる超有名な星雲が存在しています。
オリオン大星雲は地球から約1500光年という比較的近い位置に存在するので盛んに観測が行われています!
とても美しいですね!
1等星が2つ、2等星が5つ、さらには超有名な星雲まであるオリオン座はまさに最強の星座にふさわしいですね。
まさにオールスターのような冬の星座を楽しみましょう!
結論:ベテルギウスが爆発するとオリオン座は脱臼する